もろもろのニュースを一気にまとめて

後輩が結婚式だったそうで、幸多き家庭を築いていただきたいものでございます。そんな今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか?今日はしがない爺です。


さてさて、世間は年末でして忘年会シーズンでございましょう。
個人的には冬コミに行ってみたかったのですが29〜31日という日程ではちょっと色々とマズイなぁと。
だれか私の代わりに買い物に行ってくれたりすると非常に嬉しいのですが・・・。


私個人の今年を表す漢字は「悶」でございます。
家庭のことで色々と悩み、自分のことで色々と悩み。
政治も経済も大変だった今年一年は悶えるほどに悩みの多い一年だったなぁと。


しかし一方で私の周りでは結婚ラッシュだった年でもあり、ある意味では「祝」となりました。
招待されただけで3件、知っているだけで2件。
その他、子供が生まれたとか色々とおめでたい知らせ尽くしでありました。
彼ら夫婦のためにも、あるいはその子供たちのためにも、日本が明るい方向にむかっていければ良いのですがねぇ・・・。

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文部科学省行政刷新会議事業仕分け対象事業についてご意見をお寄せください(12月15日まで)
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm


あまりにも事業仕分けが酷いので、文科省パブリックコメントで皆さんの応援を求めています。
お暇な方は一読してみてください。
※追記:今日のニュースで、現在までにスパコン関連は1800件の意見が届いているそうです。


ノーベル賞フィールズ賞受賞者による事業仕分けに対する緊急声明】
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/info.html?id=2009
http://spreadsheets.google.com/viewform?formkey=dEhoSnhEQUZtMnNpd0tJQkFXUm9CZFE6MA


前回のエントリーでも取り上げました、科学技術分野での予算削減に抗議する声明と、
その声明への電子署名を受け付けているという情報です。賛同者の方は是非どうぞ。


【漢方を健康保険で使えるように署名のお願い】(12月12日まで延長!! 追記:締切り過ぎましたが、まだ署名はできる模様)
http://kampo.umin.jp/


医療関係、看護・介護関係の方は是非。
昨日のエントリーでも取り上げましたが、11月30日締めの第1回分で27万人の署名が集まったそうです。
追記:おそらく12月14日か15日あたりにでも、総署名数の公表があるでしょうから、追加情報として載せたいと思います。

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【「この立石の商店街、元気あるよね」12日の鳩山首相朝日新聞

http://www.asahi.com/politics/update/1212/TKY200912120282.html

「この立石の商店街、元気あるよね」12日の鳩山首相
2009年12月12日21時0分

 鳩山由紀夫首相が12日、東京・立石の立石仲見世商店街で記者団に語った内容は以下の通り。


 【視察の感想】


 ――総理が今日視察した4カ所の感想を。また、政府の税制調査会が中小企業への減税を見送る公算が高いが、この視察を中小企業や福祉施設など、政策にどう生かしていく考えか。


 「今日は今おっしゃったように4カ所、拝見いたしました。まず中小企業にね、大変がんばっている企業を訪問させていただいた。やはりおっしゃってましたね。『こういう厳しい時に実は設備投資したいんだ』と。『でもこういう時になかなか政府の方で自分たちに都合のいいようなものがないんだ』と。『うまく設備投資するときに背中押してもらいたい』という話がありました。どうも使い勝手が良くない施策がたくさんあるみたいで、中小企業の額を増やすということも大事なんだけども、額よりも質をですね、本当に必要な人たち、がんばっていこうという人たちに支援できるような施策に変えることが大事だな。そういう思いをいたしました。それから2番目のキャンナス、あの、看護師さんの方々がね、ボランティアでいいお仕事をされて、今まで公的な支援というのは介護がしっかりとやるんだけれども、公的な支援になかなか入らない生活支援のものがたくさんあるんです。そういう生活全般にわたる支援をしようとしても国の支援策がない。そこで、自分たちが手弁当でやらなきゃいけない。ある意味ではものすごくいい仕事をされているのにそういうところにうまく合うような支援策がないという思いを感じましたから、ここもしっかりとですね、私は手当をする必要があると思っております。ある意味で税制の問題で寄付税制を変えるということが大事かなと思いました。税金を国に納めるくらいならその一部をこういう暖かい施設のためにボランティアでがんばっている人たちのために支援しよう、そういうことをやってみたいと感じました。だから3番目のこれは大手の企業の方々の支援を受けてガンなど小児ガンやたいへん難しい難病などしかし、一生懸命がんばっている子供たちのためのあるいは、両親のための施設を拝見させていただき、ああそうかと、こういうところもあったなと。地方から東京に出てこられて、難病だからなかなか地方でできない、東京で手術されたりして、長い間かかる方もいると、そういう方々のためのお母さんやお父さんが出てきた時にそういう方々が泊まるホテルが高いと、そのための施設を整備している。これは我々なかなか民間でなさっていることに対して、国がどこまでお手伝いできるかっていう問題はあるけれども、こういう需要というものもあるということを感じてね、私、今日は3カ所いいところ拝見させていただいたと。最後はこの立石の商店街、元気あるよね。なんか、人情があるなっていう感じがしました。みんな暖かく鳩山がんばれよって今も声が飛んでますけど、そのぐらい暖かい思いでしかし、一生懸命やりながら、必ずしも商店街自体どんどん繁栄しているっていう状況でもないと思う。こういう商店街こそ、日本人の原点だと思いますから、こういう商店街が地域のみなさんのためにさらに明るい気分をもってね、働いていけるような、そういう場にしていけるように、絆のある世の中にするようにがんばりたい。そう考えます」


 (秘書官「はいありがとうございます。もう時間ないんで」)


 【普天間基地


 ――普天間の関係だが、今日、アメリカ政府が国民新党の下地政調会長に対し、普天間の現行計画が履行されれば沖縄の負担軽減の策としてヘリコプター訓練の一部を静岡県に移す考えを示した。また、アメリカの予算の関係で来週18日までに日本政府の方針を示すように示した。この2点に関する受け止めと今後の対応を。


 「私どもは政府としては、まだ下地議員の話を承っているわけではありませんし、アメリカ政府から直接そのような申し出をいただいているわけではありません。政府としては今方針を固めつつある時であります。従いまして、その下地議員を通じたアメリカ政府の思いというものはそれはそれとして、事実関係も含めてですけれども、勉強させていただきたいと思いますが、正式にまだ政府から政府に対してそのようなことは伺っておりませんから、私からコメントするのは今、これ以上申し上げることはできません」


 ――続きまして、習近平国家副主席…。


 (秘書官「はい終わります。終わります」)

 「すみません。時間がないので」

かなり忠実に記事そのものの改行も再現しているのですが、
あからさまにちゃんと整理して読ませる気が無いだろう、朝日さん。って感じですよね。


ピックアップしたいのは、この部分。

ある意味で税制の問題で寄付税制を変えるということが大事かなと思いました。税金を国に納めるくらいならその一部をこういう暖かい施設のためにボランティアでがんばっている人たちのために支援しよう、そういうことをやってみたいと感じました。

つまりボランティア支援のために寄付による税金控除などをしっかり整備するように税制を変えていきたいです。って話なんだが、
脱税してる総理大臣が「税金を国に納めるくらいなら」とか言っちゃ駄目でしょwww


この場合は「税金を国に納めるのは国民として当然の義務ではありますが、その一部を・・・」という話にしないと。www


まるで総理が「税金を納めるのは嫌だから」と言っているように聞こえますし、実際問題として脱税していたわけですから。
税金を徴収する行政のトップとしてはあるまじき発言ではないですか?


それとも、鳩山総理は脱税を推奨する総理大臣なのですか?
あぁ、それは秘書が勝手にやったことでしたね、そうでしたそうでしたww


9億円も貰っていたのを忘れていた総理ですから、
てっきり秘書が勝手にやっていたことも忘れてしまったのでは無いかと不安になりましたよ。
おっと、秘書が勝手にやったという事実だけは絶対に忘れないのが信条でしたなww
思わず本音が口が滑ったんでしょうねwww

【在任中の訪朝に意欲=拉致「現実的解決」目指す−鳩山首相時事通信社

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2009121100950&j1

在任中の訪朝に意欲=拉致「現実的解決」目指す−鳩山首相


 鳩山由紀夫首相は11日夜、拉致問題打開のため在任中に北朝鮮を訪問する可能性について「それはいつかはね。わたし自身が行く必要ができたときには、当然体を張って行くべきだ」と述べ、意欲を示した。
 同時に「まだ(訪朝する)状況には当然なっていない」と語り、現時点で具体的に検討しているわけではないと説明した。都内で記者団の質問に答えた。


 これに先立ち、首相は北朝鮮人権侵害問題啓発週間に合わせて開かれた中井洽拉致問題担当相主催のレセプションに出席。拉致被害者家族会のメンバーらを前に、「皆さんの力を結集していただき、現実的な解決に向け力を貸してほしい」と訴えた。「現実的解決」の具体的な内容に関し、首相は「そういうものは話した瞬間にうまくいかなくなる可能性がある」と記者団に述べ、明らかにしなかった。 
 レセプションは2006年から開催されているが、首相が出席したのは初めて。
(2009/12/11-21:38)

どうせ、お金貢いで適当に手打ちして解決したことにするんでしょ?
実はこの問題は国際的な信用の問題にもつながっていて、
自国民を拉致されたという国家主権侵害行為に対して甘い態度をとると、国家としての信用が駄々下がりになるという罠。


というか、テロに甘い国だと思われたら、国民さらって無茶な要求されまくっちゃうぞ。ww
まぁ、鳩さんとしては何が何でも実績が欲しいといったところでしょうか、他の政策がクズなだけにね。


現実的解決を目指すとしつつも、具体的な内容は話せない。
これって、
事業仕分けで20兆円が捻出できるとか、
民主党政権になれば脱官僚するとか、
基地移設問題は県外移設にするとか、
そんな諸々の問題の発言でも指摘されてたよね。
耳障りの良い妄想だけ言いっぱなしで、具体的手段など何も決まっていないという流れでしょ?

天皇と中国副主席 禍根残す強引な会見設定】産経新聞

http://sankei.jp.msn.com/culture/imperial/091212/imp0912120257001-n1.htm

【主張】天皇と中国副主席 禍根残す強引な会見設定
2009.12.12 02:57

 政府は、中国の習近平国家副主席が14日来日し、15日に天皇陛下と会見すると発表した。


 中国側の会見申し入れは通常の手続きを踏まず、鳩山由紀夫首相の指示で会見を実現させるよう宮内庁に要請したことも明らかにされた。政治的利用ともいえ、将来に禍根を残しかねない。


 陛下と外国要人との会見は、1カ月前までに文書で正式申請するのがルールである。だが、中国側の申請が来日までに1カ月を切った11月下旬だったため、外務省はいったん、陛下との会見は認められないと伝えた。これが主権国家として当然の対応だった。


 ところが、中国側が納得せず、「習副主席訪日の成否がかかっている」として、なおも陛下との会見を要求した。民主党小沢一郎幹事長が鳩山首相に会見の実現を働きかけ、首相が平野博文官房長官に会見を実現できないかの検討を指示したという。


 中国の要求の理不尽さは、言うに及ばないが、これを取り次いだ小沢氏や鳩山首相の対応も極めて問題である。


 このルールは、多忙な陛下のご日程の調整をスムーズに行うためのものだ。これまで、在京大使が緊急離日する際に特例の会見が行われた以外、ルールは厳格に守られてきた。習氏は胡錦濤国家主席の有力後継候補といわれるが、それは特例の理由にならない。


 天皇憲法上、日本国と日本国民統合の象徴とされる。時の政権による政治利用は、厳に慎まねばならない。だが、今回設定される陛下と中国副主席の会見は中国でも一方的に宣伝されかねず、政治的に利用されている。


 陛下は天安門事件から3年後の平成4(1992)年10月、中国を訪問された。中国が西側諸国から厳しく批判されている時期で、当時の宮沢内閣が多くの国民の反対を押し切って、半ば強引に推し進めたものだった。


 天皇ご訪中が結果的に、西側諸国による対中制裁の緩和につながり、政治利用されたことは、当時の中国外相の回顧録などで明らかになっている。


 今回、鳩山内閣がルールを無視してまで中国の要求を受け入れたことは、中国側に「日本には無理を言えば通る」とのメッセージを与え、今後の対中交渉で足元を見透かされる恐れがある。露骨な「二元外交」も問題だ。鳩山内閣には再考を求めたい。

何が問題かといえば、
中国→小沢→鳩総理→官房長官
という流れで圧力がかかり実現してしまったということ。
つまり、政治的圧力や駆け引きにより天皇陛下の会見を実現してしまったことで、
戦後一貫して「政治的影響力は行使されない」という方針で運営されてきたものが大きく歪められたということである。


私個人としては、天皇機関説に近い思想なので、天皇陛下は神聖不可侵にして崇拝の対象である的な立場ではありません。
あくまでも日本という国家格を代表する法人的象徴をお勤めいただく、という立場であります。
他方で祭事的意味合いから、文化として皇室が継承すべき多くのものもあると思っています。


過去の中国の事例からも示されているように、中国サイドには政治的に利用しようという魂胆は明白なわけで、
それに日本が通常の手続きを曲げて、特例のように接することがはたして適切なのか?ということであります。


また訪日する予定の習副主席は、No2でありながら実績等々で微妙な立場にあるとの見方も有るようで、
今回の訪日で天皇陛下と謁見し、中国共産党に向けた実績作りを目論んでいるのではないか?とも言われております。


いづれにしましても、国際的に通例や慣習というのは非常に大切で、これら慣習が発展する形で国際法が生まれたわけです。
こういった中で特別扱いをするということが、他の諸外国に与える影響は非常に大きいだろうと思われるわけです。

【小沢氏、胡中国主席と会談「私は人民解放軍野戦軍司令官」】産経新聞

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091210/stt0912102046019-n1.htm

小沢氏、胡中国主席と会談「私は人民解放軍野戦軍司令官」
2009.12.10 23:30

会談を前に握手をする、小沢民主党幹事長(左)と中国の胡錦濤国家主席=10日午後、北京の人民大会堂(代表撮影・共同) 【北京=原川貴郎】民主党小沢一郎幹事長は10日午後、北京に到着し、人民大会堂胡錦濤(こ・きんとう)中国国家主席と会談した。両氏は、日中関係の強化や民主党中国共産党の政党間交流の促進を図ることで一致した。


 小沢氏は会談後、記者団に対し、来夏の参院選について胡氏に、「こちらのお国(中国)に例えれば、解放の戦いはまだ済んでいない。来年7月に最終の決戦がある。人民解放軍でいえば、野戦の軍司令官として頑張っていると伝えた」と語った。


 他の先進国の主要政治家が、天安門事件民主化運動を武力で鎮圧した人民解放軍の幹部に自らをなぞらえることはあり得ない。


 小沢氏はまた、「参院選民主党過半数を取ることで、思い切った議論をできる環境が整い、関係を深めることができる」と語ったことも紹介した。


 胡氏は「民主党政権になってからも交流を深め、日中の互恵関係が新たな段階に入った」と語り、鳩山政権のアジア重視の姿勢を評価した。

おめでとうございます、中国の軍司令官殿www


しっかし、曲がりなりにも民主主義国家の与党幹事長が、中国共産党による一党独裁国家の軍司令官に自分自身を例えるとは・・・。
例としても非常に間違っていると思うのは私だけですか?
上記でも指摘しているように、
>> 他の先進国の主要政治家が、天安門事件民主化運動を武力で鎮圧した人民解放軍の幹部に自らをなぞらえることはあり得ない。
のである。


これで来年の参院選にまで勝ってしまったら、いったい日本はどうなるんでしょうか?

【「優秀地方組織」を表彰へ=民主】時事通信社

http://www.jiji.com/jc/zc?k=200912/2009120700824

「優秀地方組織」を表彰へ=民主


 民主党は7日の常任幹事会で、先の衆院選で優秀な成績を収めた都道府県連を来年1月16日の党大会で表彰することを決めた。政権交代への貢献度が高かった地方組織を明らかにし、来年夏の参院選に向けて党内を引き締める狙いがある。


 今後、選考を進め、当日に鳩山由紀夫代表(首相)と小沢一郎幹事長の連名で表彰状を贈る。衆院選小選挙区の勝敗に加え、党員・サポーターの獲得数や日々の活動実績なども考慮する。
(2009/12/07-21:01)

何というか・・・非常に赤い気配がしますが・・・。
あるいは・・・怪しいマルチ系の商売とかでもよくやってますよね・・・。
あとは・・・怪しい新興宗教の団体とかでもやってますね・・・。


地方同士で競争させて、総合的に選挙力を高めようということなんでしょうが、
そんなことより経済を何とかしないと日本中が大変なことになりますよ?

厚労省、介護分野の合同面接会を企画 人材難解消を狙う】朝日新聞

厚労省、介護分野の合同面接会を企画 人材難解消を狙う
2009年12月6日21時55分


 人手不足が続く介護分野への就職を促すため、厚生労働省は19日に「介護就職デー」として、東京・霞が関の同省講堂で、介護事業者らによる合同の面接会を開く。6日のテレビ番組で、長妻昭厚生労働相が明らかにした。


 離職者や来春の新卒者らが対象で、介護関連の約50社が参加の予定。介護施設で働きながらホームヘルパー2級や介護福祉士の取得を目指す仕組みなど、政府の訓練制度や施策も紹介する。面接会は午後1〜5時。


 全国のハローワークでも、14〜19日のいずれか1日を「介護就職デー」と名付け、同様の面接会を開く。


 長妻厚労相はまた、今年度第2次補正予算に、新卒者の支援策として、1カ月の体験雇用をした企業に助成金を出す制度を盛り込む方針を明らかにした。

Mr.検討中こと長妻さんですが、誰が考えたのかは知りませんが、
こんなことやっている暇があるなら雇用対策をなんとかしろと。


そもそも介護系分野に誰も就職しないのは、単純明快に給料が安すぎるからです。
これを上げない状態のまま募集をしても誰も来ませんよ。


そもそも、資格を持ってなくても介護職員が務まるという時点で、資格取得者を冒涜しつつ、
かつ給料が低水準であるということに貢献しているのかも知れませんね。


これで本当に何かが改善すると思っているのならお笑いですが、まぁそうは思っていないでしょう。
つまるところ、やることがないので適当に盛り上げて見たってところでしょうか。

子ども手当事務ボイコットも=一部財源負担に反発−町村会長】時事通信社

http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2009121000743

子ども手当事務ボイコットも=一部財源負担に反発−町村会長


 全国知事会など地方6団体は10日、政府が来年度から支給する「子ども手当」の一部財源を地方が負担することに反対する緊急声明をまとめ、山本文男全国町村会長(福岡県添田町長)が同日、原口一博総務相らに声明文を手渡した。その後、山本会長は記者団に対し、「地方負担を求められた場合には(町村会として)支給事務をボイコットする構えだ」と述べた。


 緊急声明は、子ども手当の財源について「鳩山由紀夫首相らが全額国費との方針を繰り返し表明しており、(再浮上した)地方負担案は、国と地方の信頼関係を損なうものだ」と指摘。これに関連し、山本会長は「(子ども手当を)配りたければ勝手に配ってくださいと(政府に)言うだけだ」と記者団に語り、町村が支給事務に関与しない可能性を示唆した。
(2009/12/10-17:59)

国政選挙で勝手に公約して、あまつさえ財源問題も解決できると自信満々だった民主党政権が、
国政の権力をかさにきて一方的に地方に負担を押し付けるってやり口が最低だよね。


そもそも、国家はその特性上、赤字国債の発行はそうとう有利でして、事実上は破綻することは無いわけです。


ところが地方自治体については債権を発行することは可能ですが、理論上も無尽蔵とはいきません。
つまり、より具体的には夕張市のように破綻する可能性がある、ということです。


長くなるのでざっくりと話をまとめると、国政と地方自治体との大きな違いは、
自前で通貨を発行できるか?にあるわけです。


地方でもローカル通貨といいますか、それ的なものは発行できますが、
その価値は日本円に準拠するか、あるいは価値は低いわけです。


その点、日本国家は円を印刷できますからインフレさえ気にしなければどんどん資金をつくれるわけです。


まぁそんなこんなで、資金調達力が弱い地方自治体としては、
勝手にこんな大型支出の約束をされて一方的に押し付けられても、納得できるわけがないでしょうね。

【成田空港で1カ月篭城中の中国人〜日本メディアが報道しない不思議】

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1203&f=column_1203_003.shtml

成田空港で1カ月篭城中の中国人〜日本メディアが報道しない不思議
【コラム】 2009/12/03(木) 18:35

  成田空港で約1カ月籠城中の人権活動家、馮正虎さんのことをご存じだろうか。


  馮さんは上海の陳情者への法律相談など地道な人権擁護活動を続けてきた人だ。天安門事件当時、民主化運動の武力弾圧を批判したことがある。今年2月、当局に41日間監禁されたのち、出国を条件に釈放された。


  とりあえず当局が神経を尖らしている天安門事件20周年(6月4日)が過ぎるまで、昔留学したことのある日本に滞在したが、そのあと帰国しようとしたら、中国の入国を拒否された。11月4日までに8回帰国を試みたが全部未遂におわった。馮さんはこれに抗議するため最後に上海から強制送還されたあと日本への入国を拒否し、成田空港第一ターミナル南ウイングの制限エリア内で籠城生活を始めたのだった。


  その生活ぶりがツイッターで発信され、Twitter(ツイッター)でこの抗議活動を知った世界中の人権活動家が支援を開始。欧米、香港、台湾メディアが連日取材しネットでも話題になっている。中国国内でツイッターは読めないが、在外華人がブログなどで転載し、中国人の間でも「馮さんの帰国を許さないとは、中国の恥だ」と応援する声が盛り上がっている。


  ところが日本は当事国なのに今ひとつ報道が少ない。せいぜい朝日新聞が夕刊で紙面を割いたぐらいだ。


  馮さんは成田空港記者クラブを対象に会見も開いたし、日本の記者から個別取材もたくさん受けたという。しかし記事の扱いは小さい。どうしてか、と成田空港の広報に聞いてみたら「政治難民の問題など切り口が難しいんじゃないでしょうか」という。


  考えようによっては日本は被害者だ。中国の人権問題がたまたま日本で発生した。空港側としても、いわれなく一部施設を占拠され正直迷惑な話だろう。かといって強制排除すれば、批判をうけること間違いなし。


  これは日本が国際的な人権問題に対して、その国の内政としてあまりかかわってこなかったツケだと思う。しかし人的往来の頻繁な今、隣の国の人権問題が自国の問題にもなりうる。これを日中問題として公式に中国政府に善処するよう、日本政府はどうして強く求められないのだろうか。


  日本政府の対応も国際社会の目に広くさらされている。馮さんが病気になって倒れるまで座して待つ、というような態度だと、あとで恥をかくのではないだろうか。
(執筆者:中国ウォッチャー 三河さつき 編集担当:水野陽子)

不法残留外国人の保護には熱心な千葉景子法務大臣は、彼の人権は保護しないのでしょうかね?


リベラルであり左派を標榜するのであれば、ぜひとも中国の人権問題を鋭く突いていただいて、
中国の民主化運動でも支援して欲しいものですな。


そしてなにより、報道されていないということが、大きな問題だと思うわけです。
やはりマスコミは「報道しない自由」を行使しているのでしょうねww


ネットなんぞに四六時中つかっているほど一般社会人の方々は暇でもないですから、
多くのニュースを正確に伝えるという努力が必要だと思うんですよ、マスコミは。

【「政治迎合は学者生命にかかわる」 温暖化試算、お蔵入りの背景は…】産経新聞

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091129/stt0911292203013-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091129/stt0911292203013-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091129/stt0911292203013-n3.htm
長すぎるので一部抜粋。

 鳩山政権が国際公約に掲げる温室効果ガスの25%削減。その家計への影響を検討してきた政府のタスクフォース(有識者会議)が24日、試算をまとめたが、政府は非公表扱いとし、来年2月までの再試算を命じた。なぜ試算は“お蔵入り”となったのか−。その背景として、不都合な結果を避けたい政権の意向をめぐり、タスクフォース内で対立や暗闘があったことが29日、産経新聞が入手した議事録などで明らかになった。


「ネガティブな印象」


 「このまま数値が出ていくと、国民にネガティブなイメージを与えてしまう」


 24日夕、首相官邸で開かれた「地球温暖化問題に関する閣僚委員会」の副大臣級検討チームの会議。福山哲郎外務副大臣は、タスクフォースの植田和弘座長(京大教授)が提出したA4版約30枚の報告書を非公表とするよう訴えた。


 タスクフォースの主な任務は、鳩山由紀夫首相による「2020年に温室効果ガスの排出量を1990年比で25%削減」という目標実現のため、どれくらいの家計負担が必要かという試算。だが、報告書には、1世帯当たりで最小3万円から6万円、10万円、14万円…などと、さまざまな結果が羅列された。最大は76万5千円。前政権が民主党批判の材料とした「36万円」の2倍以上で、鳩山政権の意向に沿うはずもない。


 試算結果がバラバラなのは、5つの研究機関や大学が試算したためだ。前提条件の違いもある。全量を国内で削減すれば家計負担も増えるが、海外から「排出枠」を割安に購入できれば家計へのしわ寄せも小さくなる。ただ、何よりも深刻だったのは、タスクフォース内での意見対立だった。


電子メールで応酬


 「政治に迎合するようでは、学者生命にかかわる」


 関係者によると、議論にかかわった研究機関の一人はこんな危機感を周辺に漏らした。民主党は試算に際して、温暖化対策などの効果を反映させるよう求めていたが、政策の中身すら明確でない段階で“希望的観測”を受け入れるわけにはいかないからだ。


 タスクフォースは学識経験者ら7人で構成。その下で試算したのが、国立環境研究所や日本エネルギー経済研究所日本経済研究センターなどだ。これらは前政権の「36万円」試算にもかかわったが、政権交代後の対応は大きく異なる。


 環境省所管の国環研は民主党の意向に沿う形で、負担軽減につながる前提条件の一部手直しを行ったが、他の機関はほとんど手を加えなかった。3万円負担を試算したのも国環研だ。このため他の研究機関やタスクフォースメンバーからは「データの取り方が不自然だ」と批判が続出。国環研側は防戦を強いられた。
(以下略)

つまるところ、絵に描いた餅を「美味しそうに」食べている絵を描いて欲しいという政権の意図があるわけですが、
そんなことに乗れるわけ無いじゃん、って話。


これも相当酷い話だがしっかりニュースになりましたか?


そもそも国際公約にしてから試算するなんて順番が明らかに間違っているわけです。
国民の合意が無いままに、十分な説明も為されないままに、勝手に公約するなら、
お前の家の財産を全部寄付して多少なりとも俺たちの負担を減らしてみろ、と言いたくなるのが人情というものです。


夏の衆院選自民党にお灸をすえたつもりの国民は、
つまるところ自分たちがその場のノリと、しっかりとした情報も無いままに判断してしまったツケを背負わされるという
なんとも言いがたい自業自得な運命にあるわけです。
自分自身にお灸をすえてしまったことに気がつくのは、はたしていつになるのでしょうか?


私個人としては、全面的に自民党を支持するわけではありませんが、
民主党政権よりは何倍もマシだったと思いますよ。