最近,読み終わった本

岩手は本格的に梅雨に入った今日この頃如何御過ごしでしょうか?今日はしがない爺です.

バカの壁・超バカの壁鉄鼠の檻
1万円の図書カードを持っているので書籍に関してはリッチに行こうと,
以前から興味が有った本を買ってみた.

バカの壁・超バカの壁
まず,流行り物ってだけで若干避けていた部分は有ったのですが,興味をそそられるレビューを見たので,じゃあ読んでみようかなぁと.
当初に持っていた偏見は,いわゆる新書って,人をバカにしたようなどうしようもない内容も多いし,あまり内容量に満足できないことが多いんですねぇ.
んでも,コラム的なレビューを読んだ時に,脳みその認識の話だってことを知って,ならば読んでみようかと.

鉄鼠の檻
京極夏彦ですな.いやいや,まったく.おもしろい訳ですよ.

<感想>
偶然なんだが,3冊とも脳の世界の話なんですよ.w
バカの壁 ⇒ 超バカの壁 ⇒ 鉄鼠の檻
の順番で読んだんですね.

バカの壁は,
いわゆる人間の認識の限界が起因する,様々な事象の話.脳の話.

バカの壁は,
バカの壁の,追加補足版.そして,バカの壁(認識の壁)を超える事についての話.

鉄鼠の檻は,
僧の話と複雑な人間関係で包んでいるが,
私はテーマを,脳と認識だと読み取ったね.鉄鼠と怪僧と大禿の事象.
大禿は魔性で人を惑わし,怪僧は魔道を極めんとし,鉄鼠は疑獄でのたうつ.
なるほど,物理的な結界的効果と,精神的な結界的効果か・・・上手いなぁ,と.
つまりキーワードは,思い込み.(まぁ京極夏彦の他の作品にも共通しているキーワードなのだが・・・.

川上さんには,鉄鼠の檻は舞台が固定されててあまり面白くないと言われてたのだが,
読み合わせた本が良かったのか・・・かなり面白かったなぁと.
やっぱり,個人的にはじっくりとしている作品が好きだなぁと.

そんな感想.まぁ,それぞれどう感じるかは個人毎に違うとしても,軽く読んでみるには面白いと思うよ,バカの壁は.

バカの壁
バカの壁
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養老 孟司
新潮社 (2003/04/10)
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超バカの壁
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