Winny問題の捻じ曲がった判決

年末になり、飲み会の予定が立て込み始めている今日この頃如何御過ごしでしょうか?今日はしがない爺です。

<空気の読めない人間>
先日の日記で書きました、人間関係の距離感に無頓着な彼が、面白い発言をしておりました。

今年一年を漢字一文字で表すと、彼の場合は「嫁」だそうです。
どうやら「読め」とかけているようで、
彼曰く、
後輩とか先生とか、マジで今年一年は空気読めって雰囲気の事態が多かった、と。
空気が読めない人間は駄目だよね、と。

HAHAHA、君が読めてませんが・・・、
なるほど、空気が読めない人間とは、ここまで空気が読めないのかと実感いたしました。

笑うしかないね。
まぁ、他人の振り見て我が振り直せ、で。
自分もそうならないように、気をつけたいものです。

Winny問題の捻じ曲がった判決>
え〜、本日のTOPニュースと言えば、やはりWinny問題ではなかろうかと思います。
結構頑張って判決文を探したのですが、見つからないので、ニュースを頼りに話を進めましょう。

案の定、有罪でしたね。

予想はしていましたが、非常によろしくない結果だと思います。

判決は、著作権法違反幇助だそうで。
科学的技術的な手法とその実現が、違法だと言うわけです。

本人が、
著作権を侵害するような行為に利用されることを、認識していたとしても、
それが実際に著作権を侵害するような行為に利用されたとして、それを認識していながら公開を続けたとしても、

それが、直接的に著作権法違反幇助となるのでしょうか?

まぁネットでは、包丁や自動車や核兵器などを引き合いに出して、色々と言っているようですが、
それと同じような話をしても面白くないので、違う角度から切り込んでみたいなぁとは思うんだが、
やはり、判決文を見てみないことには、判決の論拠が良く分からないからなぁ・・・。

断片的な情報としては、
本人に幾ばくかの、違法用途での利用行為の可能性の認識があった、という点と、
潜在的に相当額の著作権利物での収益を損なう行為につながった、という点などのようだね。

・・・人間は、1人を殺すと犯罪だが、100人を殺すと英雄になるそうだ。

既存の著作権制度にダメージを与えるのではなく、破壊するまでの威力をもっていれば、
彼も英雄となりえたのかもしれない・・・。

世界は新しい時代へと入った。新たなる可能性と、世界を目にしてしまったことで、
もはや後戻りはできないだろう。

無限に増殖し続ける電子データ。
著作権を囲い込んでいたダムへの亀裂。
マルチメディアの真価。

P2Pの駆逐に腐心するのではなく、P2Pを用いた新たなるビジネスモデルの確立こそ、
著作権業界の歩むべき道であるはずなのに・・・。