<映画:ミンボーの女>

(言わずと知れた?)伊丹十三監督作品。
ヤクザによる民事介入暴力をテーマに、民暴専門の弁護士がホテルを建て直すまでのお話。


感想は・・・おもしろ〜い。とにかく面白い。つか、映画としてものすごく素晴らしいできですよ。
出演者は演技派ばかりだから安心して見れるし、しっかり作りこんであって安っぽさがない。
そしてなにより、音楽が素晴らしい。
映画音楽って、場合によっては場面をものすごくだらけさせたりしちゃうけど、非常に効果的だぁと。


伊丹十三の作品は、どの作品を見ても思うのだが、シリアスな問題を扱っていながらもコミカルに見える。
その最大限の原動力となっているのは音楽だと思う。
シリアス感とコミカル感を両立させる音楽使いは、いまの映画監督には見られない稀有な存在なんだなぁと。
亡くなられていてもう新しい作品を見られないのは、とにかく非常に残念だ。


見たこと無い人は、是非見てみることをお勧めします。