あまりの酷さに絶望するしかない

明朝は盛岡が0℃だそうで、もう切実に冬が近づいている今日この頃皆様如何御過ごしでしょうか?今日はしがない爺です。


寒いです。もう、ストーブと半纏が手放せません。
学祭以来の更新ですが、約半月ぶりということですな。
書けるネタは沢山あるんですが、書くだけの気力が無いという、常時入力だけの状態です。
ちょっとは出力しないと駄目だよね。


さて、皆様ご存知のように私はアンチ民主党な訳ですが、もうさ・・・
酷いってレベルを通り越してないか????


えーと、最近、国会中継にはまっていまして、おかげで一日にのかなりの部分を国会中継を見るのに消費されているわけで、
こんなことはニートしかでないなぁとww


それにしても今の国会中継は面白すぎる。
何が面白いって、民主党の閣僚の酷さが非常に良く分かる。
立派に社会人をしていらっしゃる友人の皆様は、こんなに時間をかけてチェックするほど時間は無いでしょうが、
最近は毎日少なくとも3時間程度は国会中継の映像を見ていますww


現在の民主党閣僚の何が酷いかと言えば、相当テンプレ化しておりまして、
?自民党から、野党時代と与党になってからの答弁の矛盾を突かれる
?民主党閣僚は、質問の論点をずらし、具体策無き友愛政治の理念を話す
?自民党がさらに突っ込む
?自分たちの政策が未熟なことを棚に上げ、全てを過去の自民党政治のせいにする
という流れが定型化しつつあります。


とにかく、政権与党となって3ヶ月ですが、まったく具体的な話が出てこない。
これで与党になる準備が出来ていたとはお笑いだ。
特に下記動画では、日本の歴史上初めて、現役の総理大臣が脱税疑惑が政治資金規正法に違反しているという、
なんとも不名誉な歴史的総理であることが分かって、非常に面白い。

ネット時代は便利なもので、衆議院参議院ともに、全ての委員会がネット中継されている。
NHKなどのTVでは中継されないものも多いが、これがあることで全てが国民の下に届く時代になったのだ。
興味がある人は検索して見てみると面白いかも知れないが、平日の昼間しかやっていないので、
社会人の人が見るのは無理かも知れない。


さて、そんなことは今日の本題ではない。
今日の本題は、ニュースを見ている人なら知っているかも知れないが、
行政刷新会議による事業仕分けWGの話題だ。
現在、内閣府行政刷新会議により、政府事業の事業仕分けが行われている。
事業仕分けの目的は、個々の事業を再検討することで、費用や内容を見直すための意見を取りまとめることにある。
※この事業仕分けでは、意見書として取り纏められるだけで、実際には行政担当特命大臣の元で、閣議を経たのちに国会に予算提出される。


さて、行政刷新会議とはどういったシステムで運用されているのか?
http://www.cao.go.jp/sasshin/kaigi/honkaigi/d2/pdf/s3.pdf
http://www.cao.go.jp/sasshin/kaigi/honkaigi/d2/pdf/ss5.pdf
上記2つの資料を見てもらえれば分かるが、
身内向けに端的に説明すれば、学祭と中央委員会の個別予算折衝を想像してもらえば分かりやすいかも知れない。


このWGは3チームが1日8時間近くも会議を行っているので、1日あたり24時間分、7日間の予定なので168時間分もの会議が行われる。
WGは1チームで24名程度となり(内、国会議員が2名ずつ入る)有識者が相当数参加している。
しかし、この有識者は誰がどのような権限で設定した有識者なのか?という疑問も残るが、
それは一旦置いておくとしても大きな問題があるように感じたのである。
その疑問を書く前に、下記動画を見ていただきたい。
動画は50分程度あるので非常に長いな、私の友人たちの業界を考えるとこれ以上適切なテーマもないだろう。
タイトル:行政刷新会議WG「事業仕分け」11月11日第2WG
項目:レセプトオンライン導入のための機器の整備等の補助(担当府省:厚生労働省
つまり、IT系の知識と、看護(あるいは介護でもフォロー可能だろう)の知識が問われる内容である。

さて、読者全員が暇ではないと思うので、見ていない人も多いだろうが、それは気にしない。
何が問題かと言えば、審議しているメンバーの「専門性の欠如」である。
何処の誰が選んだか?はさておき、どうやらこの行政刷新会議WGを設定するに当たってのルールは、
「当該の仕分け対象事業に関連する業界の人間は担当できない」ということらしい。
上記動画のレセプトシステムの導入についての説明では、
「動作保障とメンテナンスが付属した専用ソフト」の値段についてたびたび議論になっているが、
どうやら有識者は、MS-Officeぐらいしか使ったことが無いのか、散々値段に文句をつける訳である。
これはもう圧迫面接か?と思うほどにww


そういえば昔、学祭と中央委員会の予算折衝で同じようなことをしたなぁ、と思いつつも、
たった1時間で折衝を終了したことは無い。
しかし、この行政刷新会議事業仕分け折衝は、1事業あたり1時間の持ち時間しか与えられておらず、
「素人の他分野の専門家(らしき人)」に説明して納得させなければならなく、
更に、評価側のメンバーは基本的に事業を、減額あるいは廃止とするという基本姿勢で臨んでいるのである・・・。


これはあまりにも乱暴だとは言えないだろうか?
この程度の審議で国家の事業の廃止や予算減額が決まって良いのだろうか?
報道によると、地方自治体において事業仕分けを行った担当者も、
「地方行政で行われる事業仕分けと違い、国政で事業仕分けを行うには無理がある」
「国政で事業仕分けを行うとしても、その影響範囲が国家単位であるため、影響などを十分に考慮するのは難しいだろう」
とコメントしているという。


そもそも、民主党は政権与党になる前の段階から、
事業仕分けは完了しており、9兆円の支出削減が可能である」
と主張していたのではないだろうか?


とこが、3ヶ月も国政を放置した挙句に、いまさら事業仕分けを行っている。
しかも「国民の代表風に見せかけただけの、その実で民主党が選んだメンバー」で審査を行っている。
おそらく民主党はこの行政刷新会議の結果を持って、
「WGに参加した国民の意見である」
と言い張るのであろう。


まったく酷い。
子供手当てというバラマキ政策のために、削られる多くの予算が可哀想でならない。
一部には、本当に不要な予算があるかもしれないが、
不要とは思えない多くの予算を削っているという現実に多くの国民が気付くことは無いだろう・・・。


何故なら、報道されないからである。
ある意味で、日本の一番深い病巣は、報道なのかも知れない。


そんなことを、晩酌で酔っ払った勢いで書いてみました。
終わり。