今日は携帯から更新

<何故か>私は引かれる。どうしようもない底辺でのたうち回るうらぶれた中にある切ないくらい報われない人情に。ヤクザ映画や色町の悲哀に。海は見ていた、と言う映画をみた。女郎街での有像無像が織り成す、人情と言うよりも喜怒哀楽の物語。主に哀な訳だが…。言葉で説明するのは難しいが、私の琴線をくすぐった事は間違いなく、見た後に清々しい感覚をおぼえた。叶わぬ願いだが、実は江戸時代に生まれたかったと思っている私は、美化しすぎなのだろうか。結末を残したまま終わったあの映画で、いったいあの女郎はどうなったのだろうか…。