姑獲鳥の夏
せっかくだから,読んだ本とかを気が向いたときにまとめていこうかと・・・.
ってな訳で,一発目は京極夏彦の「姑獲鳥の夏」.
今更それかよ,とか突っ込まないで下さい.私はつい先日,初めて読んだんですから.
<姑獲鳥の夏>
時代は戦後の復興期,雑然とした戦後の闇と復興の足音の眩しさが交差する時代.
欝気味の三文文士.
道楽で古書店を営む神主兼拝み屋の京極堂.
過去が見える迷探偵.
特高あがりの敏腕刑事.
京極堂の妹にして中堅出版社の新進気鋭の編集者.
彼らに対するは,
白磁のような肌を持つ魅惑の美女.
18ヶ月も身篭り続ける美女の妹.
失踪した美女の妹の夫.
忌まわしき呪われた血族・・・.
古き伝承は過去の遺物となりつつあり,急激な都会化が進む新東京.
旧きものと新しきものが鬩ぎ合う世界は,おどろおどろしい夢幻の世界へも繋がっていた・・・.
み・た・い・な,何か宣伝文章みたいに書いてみるテスト.
いやはや,私は初めて京極本を読んだのですが,すごいですねぇ.
グイグイと引っ張り込まれて,あっと言う間に読了しました.
読んでいて頭がグラグラしそうになるのを感じながら,京極さんの罠にまんまと引っかかっているなぁとw.
次は続編でも読んでみようかと,思ったり.