インドとガンジーの話

もっぱら卒論とか色々と研究がらみでタスク山積みな今日この頃如何御過ごしでしょうか?今日はしがない爺です。

<インドとガンジーの話>
NHKに触発されて。

インドは経済成長が目覚しい。
しかし、一方で農村を中心とした貧困と教育水準の低さが、国内問題の大きな要因となっている。

インドの祖であるガンジーはかつて、農村の振興こそが、インドの真の独立であると主張した。

それるが、日本の現在の低迷の理由も、農村という底辺であり且つ基幹産業の硬直化が、遠因として考えられるかもしれないが、それはまた別の話。

さて、ガンジーは農村振興を主張した。
台湾の李登輝も、かつて日本で農学を学び、台湾の農村を振興した。
毛沢東も、農村振興を強力に打ち立てた。(成功したかどうかは別として)

一方、アメリカは(良くも悪くも)最大の農作物の輸出国だ。

穀物の輸出入とその関税の自由化は、貧困国への強者の搾取だという指摘もある。
貧困国の作物は、その多くが家内制手工業的生産のため、大国の工業的生産による安価な作物に、価格面では対抗できない。
農業を振興し自給率を上げようにも、自由貿易という名の下に、安価な農作物にも関税をかけることも出来ないため、
自国の消費サイクルの一部に、大国が食い込むという構図が生まれるのだ。

日本もかつては農村の貧困が大きな問題だった。
そして、軍部の構成員の多くは、貧困にあえぐ農村の次男三男などであったという。
ある意味で、軍部による政治への干渉はそのような背景に影響を受けていたのかもしれない。

かの宮沢賢治も、農学を学んだ者だった。
大地と対話し、生み育てる生業に彼は世界を見たのだろうか。
彼の農学とは、生命との対話でもあったのかもしれない。

人間とは食という生命の営みを通じて、大地と離れられない運命にあるのかもしれないねぇ。
なんて具合で、結局結論の出ないままの散文でこの文章は終わりです。