日本オワタ\(^o^)/研究業界が死亡しそうな件について
盛岡は一日雨でした。あれ?冬はまだ来ないの?暖冬なの?そんな今日この頃、皆様如何御過ごしでしょうか?今日はしがない爺です。
昨日のブログで書いた、キャンプ座間の施設公開日の模様がニコ動で生中継されていたので見た。
この時期に公式チャンネル開設して生放送をするというのがいかにもだが、
個人的には在日米軍には反対じゃないので、良いのではなかろうか。
なかなか見ることができない映像なので面白かった。
さて、本日の本題。
皆様もご存知のように現在進行形で事業仕分けが行われています。
そのなかで、研究業界に対しての影響は下記のようになりそうです。
研究業界オワタ\(^o^)/
ずらずらコピペしてたら予想以上に長くなったので、先に見解を。
ただでさえ民間需要が冷えて、民間からの研究投資が冷え冷えなのに、
公的な研究まで削られたら日本の未来はどうなってしまうのでしょうか?
IT系に携わる皆様は、この現状をどう思われますか?
日本は、真綿でジワジワと首を絞め続ける未来を選択してしまったようです。
【事業仕分け】最先端科学も“敗北” 「スパコン世界一」を否定 ノーベル賞受賞の野依氏憤慨
政府の行政刷新会議の13日の仕分け作業は、次世代スーパーコンピューターの開発予算に事実上の「ノー」を突きつけた。議論の方向性を決定づけたのは「(コンピューター性能で)世界一を目指す理由は何か。2位ではだめなのか」という仕分け人の発言。結局、「科学技術立国日本」を否定しかねない結論が導かれ、文科省幹部は「日本の科学技術振興政策は終わった」と吐き捨てた。
次世代スパコンは最先端の半導体技術を利用。ウイルス解析や気候変動問題のシミュレーションなど広範な研究での活用が期待されている。「1秒あたり1京回」という計算速度が売りで、現在、世界一とされる米国製の10倍の速度になる算段だ。平成24年度から本格稼働の予定だが、総額約700億円の国費が今後必要なため、財務省は見直しを求めている。
この日、口火を切ったのは蓮舫参院議員。その後も「一時的にトップを取る意味はどれくらいあるか」(泉健太内閣府政務官)「一番だから良いわけではない」(金田康正東大院教授)「ハードで世界一になればソフトにも波及というが分野で違う」(松井孝典・千葉工業大惑星探査研究センター所長)などと、同調者が相次いだ。
文科省側は「技術開発が遅れると、すべてで背中を見ることになる」と防戦したが、圧倒的な「世界一不要論」を前に敗北。同研究所の理事長でノーベル化学賞受賞者の野依(のより)良治氏は「(スパコンなしで)科学技術創造立国はありえない」と憤慨していた。
特に、
「一番だから良いわけではない」(金田康正東大院教授)
「ハードで世界一になればソフトにも波及というが分野で違う」(松井孝典・千葉工業大惑星探査研究センター所長)
この発言は驚愕する。
過去において科学技術の振興という名目で予算を贅沢に使っていたであろうお偉方の学府の人間が、
結果的に自分たちの弟子を苦しめる結果となることは考えていないのだろうか?
確かに一番である意味は無いかも知れないが、一番で無いことは、
領土も小さく資源も少ない日本にとっての生命線では無いのか?と問いたい。
それとも、貴方がたの大学は公的な研究資金無しでもやっていけると?
ちょっと熱くなりすぎましたが、以下、個別の事案の羅列です。
みなさんが関連している分野はありませんか?
3 - 17 (独)理化学研究所? 次世代スーパーコンピューティング 来年度の予算計上の見送りに
技術の推進 限りなく近い縮減
3−18 (独)理化学研究所? 大型放射光施設(SPring-8) 1/3から1/2程度予算縮減
植物科学研究事業 1/3程度予算縮減
バイオリソース事業 〃
3−19 (独)海洋研究開発機構 深海地球ドリリング計画推進 予算要求の1割から2割縮減
地球内部ダイナミクス研究 少なくとも来年度の予算の計上は
見送り又は予算要求の半額縮減
3−20 競争的資金(先端研究) [予算] 科学技術振興調整費(外5) 予算は整理して縮減
競争的資金(先端研究) [制度] 一元化も含めシンプル化
3−21 競争的資金(若手研究者育成) ?科学技術振興調整費 予算要求の縮減
?科学研究費補助金 〃
?特別研究員事業 〃
3−22 競争的資金(外国人研究者招へ 世界トップレベル研究拠点 予算要求の縮減
(WPI)プログラム
学術国際交流事業 〃
3−23 地域科学技術振興・産官学連携 ?知的クラスター創成事業、 廃止
都市エリア産学官連携促進等 〃
?産学官連携戦略展開 〃
?地域イノベーション創出総合支援 〃
3 - 24 (独)科学技術振興機構 理科支援員等配置事業 廃止
日本科学未来館 予算縮減
そして今後の魔女狩りの予定表はこちら
魔女狩り対象
▽グローバルCOEプログラム▽グローバル30
▽組織的な大学院教育改革推進プログラム
▽戦略的大学支援プログラム▽大学等奨学金
▽科学技術振興調整費(革新的技術推進費、先端融合領域イノベーション創出拠点の形成)
▽同(若手研究者養成システム改革)
▽科学研究費補助金(若手研究S〜B、特別研究員奨励費)
▽特別研究員事業▽女性研究者支援(科学技術振興調整費「女性研究者支援システム改革」)
▽世界トップレベル研究拠点プログラム
▽学術国際交流事業
▽知的クラスター創成事業
▽都市エリア産学官連携促進事業
▽産学官連携による地域イノベーションクラスター創成事業
▽産学官連携戦略展開事業
▽地域イノベーション創出総合支援事業▽理科支援員等配置事業
▽科学未来館(科学未来広報財団への運営委託を含む)
▽科学研究費補助金(特別推進研究、特定領域研究、新学術領域研究、基盤研究S)
▽戦略的創造研究推進事業
▽戦略的イノベーション創出事業
▽先端的低炭素化技術開発
▽戦略的基礎科学研究強化プログラム
▽革新的タンパク質・細胞解析研究イニシアティブ(ターゲットタンパク研究プログラム)
▽革新的医薬品・医療機器の創出に向けた研究
▽新興・再興感染症研究拠点形成戦略型活用プログラム
▽原子力システム研究開発事業▽先端計測分析技術・機器開発事業
▽次世代スーパーコンピューティング技術の推進▽大型放射光施設
▽植物科学研究事業
▽バイオリソース事業
▽GXロケット
▽宇宙ステーション補給機
▽衛星打ち上げ(24年度以降打ち上げ分)
▽深海地球ドリリング計画推進▽地球内部ダイナミクス研究
▽高速増殖炉サイクル研究開発(もんじゅ及び関連研究開発)
▽材料試験炉研究開発▽高レベル廃棄物処分技術開発(深地層処分)
▽国際熱核融合実験炉研究開発
http://www.asahi.com/politics/update/1109/TKY200911090246.html
判断したのはこの人たち。
【第3WG】
田嶋 要 衆議院議員
蓮舫 参議院議員
赤井 伸郎 大阪大学大学院国際公共政策研究科准教授
荒井 英明 厚木市職員
小幡 純子 上智大学法科大学院長
金田 康正 東京大学大学院教授
伊永 隆史 首都大学東京教授
高田 創 みずほ証券金融市場調査部長チーフストラテジスト
高橋 進 (株)日本総合研究所副理事長
中村 桂子 JT生命誌研究館館長
永久 寿夫 PHP総合研究所常務取締役
西寺 雅也 山梨学院大学法学部政治行政学科教授
原田 泰 (株)大和総研 常務理事チーフエコノミスト
速水 亨 速水林業代表
藤原 和博 東京学芸大学客員教授/大阪府知事特別顧問
星野 朝子 日産自動車(株) 執行役員市場情報室長
松井 孝典 東京大学名誉教授
南 学 横浜市立大学エクステンションセンター長
山内 敬 前高島市副市長/高島一徹堂顧問
吉田 誠 三菱商事(株) 生活産業グループ次世代事業開発ユニット農業・地域対応チーム シニアアドバイザー
渡辺 和幸 経営コンサルタント/(株)水族館文庫代表取締役
その中で、科研費もらっているリスト。 奨励Aは若手B、一般Cは基盤Cとしてカウントしてます。
赤井 伸郎 大阪大学大学院国際公共政策研究科准教授 若手B3回基盤C1回
小幡 純子 上智大学法科大学院長 なし
金田 康正 東京大学大学院教授 若手B3回基盤C1回特定A1回
伊永 隆史 首都大学東京教授 若手B4回基盤C2回基盤B3回基盤A1回萌芽1回重点領域6回特定領域7回
中村 桂子 JT生命誌研究館館長 基盤B4回基盤C1回若手B3回重点領域1回
西寺 雅也 山梨学院大学法学部政治行政学科教授 なし
藤原 和博 東京学芸大学客員教授/大阪府知事特別顧問 なし
松井 孝典 東京大学名誉教授 基盤A2回基盤B3回基盤C6回若手B2回
南 学 横浜市立大学エクステンションセンター長 なし
酷すぎる、どことは言わないが、田舎の公立大学など外部予算はほぼ全滅になりそうな気配・・・