胆沢ダムは大丈夫?岩手の公共事業は削減されるのか

昨日は外にお酒を飲みに行きましたのでブログ更新が出来ませんでした。そんな今日この頃、皆様如何御過ごしでしょうか?今日はしがない爺です。


久々に外でお酒を飲みましたが、冷え込んできて飲み屋を出てから急速に酔いが冷めますね。
ジョニーさんに美味しいお店を紹介してもらいました。お値段もそこそこ。サービスも良かった。
ちょっと立地が目立たないのですが、繁盛してもらいたいものです。


さて、最近のエントリは非常に見辛いなぁと思っていましたので、
取り上げる項目だけでも最初に整理しておこうかと。

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文部科学省行政刷新会議事業仕分け対象事業についてご意見をお寄せください
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm

あまりにも事業仕分けが酷いので、文科省パブリックコメントで皆さんの応援を求めています。
お暇な方は一読してみてください。

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さて、本日の話題は以下の通り。

  • 胆沢ダムが問題になるか?】「小沢氏側に5000万円」水谷建設元会長、ダム工事受注で裏金か
  • 【これは一党独裁への布石ですか?】陳情、紹介なしは「NO」 民主県連が窓口
  • 【政策としては中途半端】「アニメの殿堂ハコモノ中止でも発信を…文化庁
  • 【結婚している友人むけ】川崎病、複数細菌原因か…抗菌薬で治療成功
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胆沢ダムが問題になるか?】「小沢氏側に5000万円」水谷建設元会長、ダム工事受注で裏金か
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091119/crm0911190203002-n1.htm

まずは小沢さんの政治と金の問題。

(省略)
 16年当時、国土交通省発注の胆沢ダム岩手県)を水谷建設が下請けで受注しており、特捜部はその見返りだった可能性もあるとみて、慎重に捜査しているもようだ。関係者によると、問題の工事は、国交省東北地方整備局が16年10月に発注した胆沢ダム堤体盛立第1期工事で、大手ゼネコンの「鹿島」が、他のゼネコン2社と共同企業体(JV)を組み、約203億円で受注。水谷建設は、他4社とJVを組み、下請け工事を受注していた。
(省略)

達増知事は、岩手県内のダム工事には非常に強気でしたが、このニュースによって情勢は変化するのでしょうか?
県内では「小沢さんが政権をとったのだから、県内の公共事業は大丈夫」との噂が出回っておりました。
岩手県で、見直し対象となっているダムは以下の4つである。

さて、小沢王国は守られるのか?小沢さんの地元でもある胆沢では、
ダムが中止になったら小沢さんは降ろすと息巻いているそうだが、
どうなることやら・・・。


ちなみに、3つめの津付ダムは、完成するのが100年後だそうですwww
ピラミッドでも造るきですか?www

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【これは一党独裁への布石ですか?】陳情、紹介なしは「NO」 民主県連が窓口
http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000280911160002
下記の記事は、朝日新聞の福井版の記事である。

陳情、紹介なしは「NO」 民主県連が窓口
2009年11月16日


 民主党本部が国への陳情の窓口を都道府県連に一本化する方針を示したことを受け、県連(松宮勲代表)は14日、福井市大手2丁目に週内に新設する県連本部に首長や業界団体からの陳情窓口を開設することを申し合わせた。週1回、国会議員ら3人が対応し陳情をさばく。民主系地方議員の紹介を不可欠とするシステムを導入し、所属議員の影響力拡大をねらう。自民系の首長や団体は厳しい対応を迫られそうだ。(足立耕作)


 民主党は今月2日、所属議員が受ける陳情や要望を党本部で一括管理し、政府に橋渡しする仕組みを党役員会で決定した。党幹事長室が受付窓口となり、各省庁の政務三役に知らせる。幹事長室へ地元の陳情を伝える役割は都道府県連が担う。福井の場合、首長や団体は最初の窓口として県連の地域戦略局を必ず通さなければならなくなる。


 県連によると、国に対しインフラ整備など地元の政策課題について陳情を希望する場合、首長や団体は地元の民主系地方議員と相談した上で、その紹介がないと地域戦略局は相談に応じないという。例えば、福井市長が相談したい場合、民主会派の福井市議の「紹介状」が必要になる。知事も例外でないという。


 県連は近日中にホームページ上に、陳情・相談を申し込む際のマニュアルと用紙を掲載する。窓口開設は21日午前10時、笹木竜三衆院議員と山本正雄、鈴木宏治の両県議が相談員となる予定。陳情が殺到することも想定し、行政や政策に精通した戦略局専属スタッフも増強する。今週中に県内の首長らに陳情の新システムを書類で通知する。


 この日、福井市内で開いた県連幹事会で、実際に首長らから相談を受ける県議や市議、町議に対し、地域戦略局長の糸川正晃衆院議員らが新しい陳情の仕組みについて「地方議員の地域への影響力を強めるためのシステムだ」などと説明。出席者からは「一気に陳情がくればさばけるか」と心配する声も上がった。


 北陸新幹線の県内延伸については、地域戦略局として国に「年内の着工認可」を要望する方針も確認した。

つまるところ民主党政権は、
予算が欲しかったら俺たちの靴を舐めろ!と言いたいわけですか?
議員経由で陳情するなんて、それこそ癒着じゃないか?
自民党は確かに族議員は居たが、全ての陳情は自民党を通せなどという無茶は言わなかった。
それを行ってしまえば、癒着レベルの話ではなく、完全なる利益誘導になってしまうからだ。


それをあからさまにやろうと言うのだから、非常に性質が悪い。
自民党の議員が選出された地域も、あるいは自民党系の首長なども、
すべて民主党に頭を下げに来い!!というのだ。
これは明らかに政治の暴走としか言いようがない。

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【政策としては中途半端】「アニメの殿堂ハコモノ中止でも発信を…文化庁
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20091120-OYT1T00095.htm

アニメの殿堂ハコモノ中止でも発信を…文化庁


 「無駄遣いの象徴」「ハコモノ行政の典型」と批判を浴び、民主党政権がいち早く建設中止を決めた「アニメの殿堂国立メディア芸術総合センター)」について、文化庁は、16の研究機関などの機能を結集し、作品展示や収集、調査を手分けする「共同事業体」構想を代替案として打ち出した。


 EU(欧州連合)のメディア総合施設とも連携する計画で、117億円だった予算は年2億円規模になる。


 漫画通を自任する川端文科相は、アニメーションなどメディア芸術の重要性は認めており、廃止決定後は情報発信などの方法が問題になっていた。


 計画によると、共同事業体は、アニメ、マンガ、映画、ゲーム、「メディアアート」の5分野で実績がある大学、企業など16からなり、うち三つはオーストリアなどEUのメディアアート先進国の研究・展示機関。


 このうち、「京都国際マンガミュージアム」などで作品の展示を、東京・秋葉原の民間施設「東京アニメセンター」などが「情報発信」を、東京大、東京芸大などが研究を分担する。


 建物の新たな建設はしないが、これらの機能を調整したり、共同事業を発案したりする「拠点」を都内で借りる。施設の賃貸料や運営費などは年間2500万円で済みそうだという。


 文化庁有識者会議が今年8月まとめた基本計画は、〈1〉作品の収集や保存、修復〈2〉展示〈3〉最先端の動向の調査研究〈4〉人材育成――など六つの機能を備えた拠点が必要としていた。当初は東京・台場などでの新施設建設を計画したが、衆院選の前から「ハコモノ」と非難されるようになった。


 同会議では、漫画家の里中満智子さんが「古いマンガの劣化はひどく、きちんと保存しなければ100年後は読めなくなる」などと訴えたが、政権交代後早々に中止になった経緯がある。


 代替案について文化庁の担当者は「新施設はできなくても、既存施設との連携で世界に誇る日本文化を発信したい」と話している。


 日本アニメーター・演出協会代表の芦田豊雄さん(65)は「アニメ文化を育てるのに、ピカピカの施設はいらない。ハコモノをやめ国内外の施設がうまく連携してもらえるならありがたい」と評価した上で、「ただ、現場の人間にとっては、お金をかけずに制作や打ち合わせに使える拠点はほしい。学校の空き教室や空き団地の一角を開放してもらえれば、クリエイター同士の交流の場にもなるので、ぜひ代替案に加えてもらいたい」と話している。
(2009年11月20日03時02分 読売新聞)

まぁ2億円で何が出来るの?と言いたいが、まぁ無いよりはマシか。
そもそも「アニメの殿堂」と言われて批判された国立メディア芸術総合センターだが、
その本来の目的は、劣化したり破棄されたりし続けている作品群を保護するのが目的であった。
書籍のために国会図書館という施設があり、芸術のために各種美術館があるように、
例えば権利者不在などで管理がしっかりされていない作品を保護・保管するための施設であり、
しっかりと保管されるからこそ、資料として価値が生まれるものだ。
特に、原稿やセル画などは、芸術的価値が認められ市場が誕生している一方で、
著作権などの権利処理の関係から販売も出来ず、何の管理もされないまま保管され、紛失などが非常に多いらしい。


また、明治時代の浮世絵の例もあるように、
海外からの評価が高い庶民芸術は、その多くが海外へ流出してしまった経緯がある。
(同様に、明治の廃仏毀釈政策により、日本の仏像なども海外へ多く流出した)
浮世絵に関して言えば、作品点数も保存状態も、海外のほうがレベルが高いのが実状である。


たとえば100年後の未来に、手塚治さんの原稿がしっかりと保存されており、
日本の近代漫画・アニメの歴史がここから始まったのだ!と言えることと、
全てが散逸し毀損してしまっていて、資料すら無くなっている世界ではどちらが良いのだろうか?

日本アニメーター・演出協会代表の芦田豊雄さん(65)は「アニメ文化を育てるのに、ピカピカの施設はいらない。ハコモノをやめ国内外の施設がうまく連携してもらえるならありがたい」と評価した上で、「ただ、現場の人間にとっては、お金をかけずに制作や打ち合わせに使える拠点はほしい。学校の空き教室や空き団地の一角を開放してもらえれば、クリエイター同士の交流の場にもなるので、ぜひ代替案に加えてもらいたい」と話している。

さて、業界団体の代表としてコメントしているこの芦田さんの見識を、俺は疑う。
箱物は必要ないと言いながら、やはり拠点は欲しいと言う。
拠点が存在しなかったから、ちゃんと拠点を作りましょうと言うのが国立メディア芸術総合センターだったのだが、
拠点が無い状態で、彼の言う「国内外の施設の連携」など上手く行くのだろうか?


他の文化芸術に比べ、この業界は軽んじられている風潮は否定できない。
そういった意味で、研究・蓄積の対象として国家が承認することで価値の向上が図られれば、
業界の慢性的な経済的問題も解決する方向に向かう可能性があるのだが・・・。


この芦田さんのコメントからは、
彼がどのような未来を志向しているのかが、まったく見えない。
これが業界団体の代表なのだから、未来は暗いとしかいえないだろう。

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【結婚している友人むけ】川崎病、複数細菌原因か…抗菌薬で治療成功
http://osaka.yomiuri.co.jp/university/research/20091119-OYO8T00588.htm


記事の詳細は省くが、なかなかに面白い。
母親に聞いてみたところ、母親も川崎病のことは知っていた。
結婚した友人も多いので、ぜひとも知識として記憶のどこかに入れておいて欲しいと思ったので取り上げた。