藤井財務相は円高誘導がお好き+事業仕分け関連 漢方 救急車システ

安比スキー場も雪不足で大変なようで、降っても迷惑だが降らないと更に迷惑という雪とは何とも厄介なものですな。そんな今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか?今日はしがない爺です。


前々からアピールしておりますが、事業仕分け反対に対して続報もあります。
まずは毎度恒例の以下のテンプレから。

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文部科学省行政刷新会議事業仕分け対象事業についてご意見をお寄せください(12月15日まで)
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm


あまりにも事業仕分けが酷いので、文科省パブリックコメントで皆さんの応援を求めています。
お暇な方は一読してみてください。


ノーベル賞フィールズ賞受賞者による事業仕分けに対する緊急声明】
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/info.html?id=2009
http://spreadsheets.google.com/viewform?formkey=dEhoSnhEQUZtMnNpd0tJQkFXUm9CZFE6MA


前回のエントリーでも取り上げました、科学技術分野での予算削減に抗議する声明と、
その声明への電子署名を受け付けているという情報です。賛同者の方は是非どうぞ。

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さて、追加でお知らせしたいのはこちら、漢方薬のお話です。
【「ツムラ・芳井社長」漢方薬の“保険外し”に反発‐「事業仕分け」の結論を一蹴】2009年11月13日 (金)
http://www.yakuji.co.jp/entry17252.html

 ツムラの芳井順一社長は12日、都内で開いた中間決算説明会で、内閣府行政刷新会議が実施した「事業仕分け」を受け、漢方薬等の市販品類似薬を保険適用外とする方向性で結論が下されたことに関し、「漢方医学の現状を知らない人たちの議論。なぜこういうことになるのか分からない」と強く反発。民主党マニフェストで、漢方医学を取り上げている矛盾を指摘し、「明らかにマニフェストと違う方針であり、漢方医学を知らない人だけの議論で、保険適用外の話が進められるはずがない」と一蹴した。


 ツムラは、医療用漢方製剤に特化した事業展開を進めているが、11日の事業仕分けでは、漢方薬等の「保険外し」が俎上に上がった。芳井氏は「保険削除されたらツムラは間違いなく倒産する」と危機感を露わにし、「漢方薬と日本の伝統医学が消えてなくなることにもなる」と強調。主力の大建中湯が全国80大学で採用されている現状を挙げ、「患者さんの治療に大きな支障が出る」と訴えた。


 さらに、民主党マニフェスト漢方医学を取り上げている矛盾を指摘し、「(民主党には)漢方医療小委員会が設置されているにもかかわらず、なぜ保険適用外の話になるのか分からない」と、苛立ちを見せた。


 その上で、事業仕分けの結果、市販品類似薬を保険適用外とする方向性を打ち出した結論に対し、「漢方医学を知らない人たちだけで議論して、進むはずがない」と反発。「マニフェストの方針とは違うので、保険適用外の話はなくなると楽観視している」と述べる一方、「もしそうならなかった場合には、民主党行政刷新会議メンバー、厚生労働省にアプローチをかけ、なぜ漢方薬が保険適用になっているのか、しっかり説明したい」との考えを表明した。

さて、医療関係者の方ならご存知のように、漢方も重要な治療な訳です。
さらに記事を引用します。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091129/plc0911290741002-n1.htm
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1128&f=politics_1128_002.shtml


>> 今や、臨床医の8割近くが漢方薬を処方しており、もはや普通の薬となっている。
>> 行政刷新会議の11日の事業仕分けでは、湿布やビタミン剤と共に漢方薬も保険適用の除外案に名を連ねた。


湿布やビタミン剤が適用外になるのも驚きだが、
やはり何より驚きなのはその極端な結論である。
漢方の科学的治療効果はその検証が難しいらしいが、一方で効果が十分に確立されたものもあるらしい。
そういった事情を仕分け人は十二分に理解した上での結論なのかどうか?


というわけで、この問題に関しても署名活動が行われております。
【漢方を健康保険で使えるように署名のお願い】
http://kampo.umin.jp/

これからも漢方が健康保険で使えるように


 去る11月11日(水)の行政刷新会議事業仕分け作業で、
医療用漢方製剤(漢方エキス製剤・煎じ薬)を健康保険から
除外する、という案が出されました。
 現在、医師の7割以上が漢方薬を使用して、国民の健康に
寄与してきました。また、全国の医学部・医科大学でも医学
教育の中に漢方教育が取り入れられ、日本東洋医学会で専門
医教育も行われ、専門家育成も進んでいます。
 わが国が迎えている少子高齢社会の中で、われわれ国民の
健康を守るためになくてはならない漢方薬・煎じ薬が健康保
険で使えなくなることに、断固反対をします。


      平成21年11月20日
      社団法人日本東洋医学会 会長   寺澤捷年
      日本臨床漢方医会    理事長  石川友章
      NPO健康医療開発機構   理事長  武藤徹一郎
      医療志民の会      事務局長 木戸寛孝

賛同される方は、ぜひとも署名をお願いいたします。

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さらに続報ですが、東大は本気で怒っているようです。
立花隆が訴える:“すばる”が止まる!事業仕分けの暴挙】
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/event/091127.html

主催:自然科学研究機構
発表日時:2009年11月27日(金) 19:00〜21:00
場所:東京大学本郷キャンパス 理学部1号館2階小柴ホール
発表者
•立花 隆(東京大学特任教授)
•志村 令郎(自然科学研究機構長)
•観山 正見(国立天文台長)
•小森 彰夫(核融合科学研究所長)
•岡田 清孝(基礎生物学研究所長)
•岡田 泰伸(生理学研究所長)
•中村 宏樹(分子科学研究所長)  他
発表内容
学術研究の大型プロジェクトは「特別教育研究経費」という予算項目の中で予算措置がされてきました。これが今回の「事業仕分け」でバッサリ切られました。これでは国立天文台すばる望遠鏡をはじめ、日本の科学を支えてきた装置や実験研究試料の育成・蓄積施設等が動かなくなってしまう。これは取り返しのつかない結果をもたらす暴挙です。この危機を国民に伝え、理解を求める緊急集会を下記のとおり開きます。

先週の金曜日に行われたそうですが、知ったのが遅かったので見れませんでした。
これだけのメンバーが集まるほど、研究者が大きな危機感を持っているということなのでしょう。

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【岐阜大の救急搬送先探索が頓挫 仕分けで「廃止」判定】
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009112890103053.html

岐阜大の救急搬送先探索が頓挫 仕分けで「廃止」判定
2009年11月28日 10時30分


 救急患者のたらい回しを防ごうと、岐阜大が本年度から経済産業省の委託で取り組むシステムづくりが、政府の行政刷新会議事業仕分けで廃止と判定された事業に含まれていた。4年後の実用化に向け、デンソー沖電気工業などと技術開発を進めており、関係者の落胆は大きい。


 システムは、救急車にコンピューター端末を載せたり医師にICカードを持たせたりするなど情報技術(IT)を活用して救急患者の最適な搬送先を瞬時に割り出すもので、本年度、経産省の「車載ITを活用した緊急医療体制の構築」事業に採用された。事業費は本年度2億円で、4年で8億円を見込んでいた。


 ところが、同事業や病院とフィットネス産業が連携した健康づくり事業などを含む経産省の「安心ジャパン・プロジェクト」(32億円)が、25日に開かれたワーキンググループの議論で「実現の道が見えない」「事業の意味がよく分からない」「経産省が単独でやるべき事業ではなく、厚生労働省の現行制度の見直しから始めるべきだ」などの異論が相次ぎ、仕分けで廃止と判定された。


 岐阜大では、10月13日にシステム開発の関係者を集めた第1回推進委員会を立ち上げたばかり。担当の小倉真治教授は「国民のためになる事業。極めて遺憾だ」と話した。

中日新聞

「コンクリートから人へ」
「不要不急」
いやー、民主党政治って素晴らしいですねwww


これぞ友愛政治。
戦略も将来投資も何もありませんが、とりあえず止めます(キリッ

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【藤井財務相円高是正での為替介入考えず 静観の姿勢表明】
http://mainichi.jp/life/money/news/20091130k0000m010087000c.html

 藤井裕久財務相は29日夜、ドバイショックで一時1ドル=84円台まで急騰した円相場について、「今の事態は静観しないといけない。(為替)介入はあり得ない」と述べ、円高是正のための為替介入は考えていないことを明らかにした。


 この日、首相公邸であった鳩山由紀夫首相らとの会合後、記者団の質問に答えた。


 公邸での会談で藤井氏は、為替の動きについて「偏った動きをしている」などと説明。同時に「介入という言葉を使ってはいけないというのは国際常識だ」とも語ったという。さらに、円高対策は「金融(政策)と一体的にやらないといけない」と述べ、日銀の金融政策との連携が不可欠との認識も示した。


 藤井財務相は9月の就任後の会見で「緩やかな動きであれば、介入はありえない」と強調。市場から「財務相は介入に否定的」として、円相場が上昇した経緯があるが、先週末の円高を受けて「異常な動きには適切な措置をとらなければならない」と介入を示唆する発言をしていた。【寺田剛】
毎日新聞 2009年11月29日 23時26分

この記事が日曜の深夜に出たので、月曜の市場が開いたらどうなるでしょうか?
土曜までの記事では、為替介入もありうる、との報道だったのですが、
介入はあり得ない、と明言しているので激しい値動きになるんじゃないかと心配しています。


ちなみに、先週金曜日時点での株価は、9,081.52 前日比 -301.72(-3.22%)。
円ドルの為替は、86.9500円。
これがどこまで激しく動くのか・・・。


鳩山政権になっていらい、株価はかなり値を下げています。
これは9月初頭から11月末まで、
経済対策を何もしていないのが響いているわけで、
さらに言えば、補正予算を削減したことも響いているわけです。


為替の問題でも、藤井財務相円高誘導を狙っているとしか思えない発言しかしていないので、
当然のことながら上がり続けているわけです。


これほど経済に無策な内閣は史上初ともいえるかもしれませんね。

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最後に個人的にニュースを見てピピッと来たものを。


神宮外苑、1日限りの自動車博物館】
http://response.jp/article/2009/11/30/133121.html

トヨタ博物館主催の「トヨタ博物館クラシックカーフェスタin神宮外苑」が11月28日に、東京の明治神宮外苑聖徳記念絵画館前にて開催された。


東京で開催されるトヨタ博物館主催のクラシックカーイベントとしては3回目で、今年も、内外のクラシックカーが100台ほど参加した。


トヨタ博物館からは、パッカード『トゥエルブ』(ルーズベルト専用車)やブガッティ『T57C』などの大型車からBMWイセッタ『300』といったマイクロカーのほか、一般オーナー保有の車両も多数展示され、1日限りの自動車博物館といった様相であった。


また、今年は「自動車100年の歴史」をテーマに、トヨタ博物館所蔵の世界最初のガソリン自動車1886年ベンツ『パテント・モトールヴァーゲン』(レプリカ)や自転車のようなペダルのあるガソリン自動車1899年ドディオン『ブートン1 3/4HP』と、近未来パーソナルモビリティ『i-REAL』の3台が同時展示及びデモ走行が行われたり、一般オーナーの一部車両によるパレードラン、展示車の人気投票、会場内のスタンプラリーを開催するなど大人から子供までが楽しめるイベントとなっていた。

内田俊一》

良いですねぇ。クラシックカーは素晴らしいです。
これぞデザインって感じがしますねぇ。
車全体から妖艶な色気が醸し出されているのがクラシックカーの魅力だと思うわけです。
私が非常に好きなのはMiniクーパーですが、もう1つ大好きな車が下の写真です。

そう、イセッタです。


前開きという革新的なスタイル。
コンパクトなデザイン。
プリティーなお尻のライン。
とぼけているようで、色気を感じるフロント。
いやー素晴らしい。
これほど美しい車はあるのでしょうか?
Miniクーパーもその曲線の気品に惚れましたが、
それを軽々と超える曲線の美しさと気品。


この本物を生で見たことは無いのですが、見れた方々は良かったですね。