事業仕分けの存在意義と、公平性が歪んでいる

あの・・・なんか・・・木曜日に氷点下3℃とかって予報が出てるんですが・・・私は生きていけるのでしょうか?そんな今日この頃皆様如何御過ごしでしょうか?今日はしがない爺です。


さて、話題の事業仕分け(笑)のニュースを。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091116-OYT1T01056.htm

「能なしでもできる」発言など仕分け人が謝罪
 政府の行政刷新会議が16日に行った「事業仕分け」で、民間の仕分け人である「Office WaDa」の和田浩子代表が、21世紀職業財団の業務内容を「能なしでもできるかもしれない」とした13日の自らの発言について、「言葉のチョイスを間違った。不適切な言葉を使った。申し訳なかった」と陳謝した。


 この日はほかにも、データの誤りなどについて、仕分け人からの訂正や謝罪が続いた。


 一方、仕分け人の判定結果を取りまとめ役が覆すケースも出た。国の審議会が推薦する児童劇を全国の児童館などで公演・上映する「優良児童劇巡回等事業」について、仕分け人12人の判定は「廃止」1人、「自治体や民間に任せる」3人、「予算削減」6人、「要求通り」2人だったが、取りまとめ役の民主党菊田真紀子衆院議員が「子供たちに直接夢や希望を与える事業は大切にすべきだ。私の政治判断として、要求通りとしたい」と結論づけた。


(2009年11月16日19時38分 読売新聞)

ニュースタイトルを見た瞬間に、仕分け人が素人集団なのかと勘違いしちゃいましたww
冗談はさておき、実際の仕分け作業の映像を見ていただけると分かるんですが、
脅迫まがいの罵詈雑言が飛び交っています。ww
なお、事業仕分けの作業映像は、「行政刷新会議」のHPにてインターネット中継されております。
昼間の中継なのでご覧になれない人は、ニコ動に全部UPされていますから見てみると面白いかも知れません。
色んな意味で面白いですよ。


冗談はさておき、
>>「能なしでもできるかもしれない」→「言葉のチョイスを間違った。不適切な言葉を使った。申し訳なかった」
まぁどういった態度で仕分けに望まれているのか・・・良く分かった気がします。


むしろここで本質的な問題は、最後の段落の部分の話だと思う。
仕分け人が「予算削減」としたものを、取り纏め役の議員が勝手に覆したのだ。

つまり、会議の結論よりもお前の政治判断が重要だと?
そうした場合、そもそも業務仕分けって何の意味があるの?


まぁつまりは、全てが茶番だってことを露呈したわけだよね。
研究業界への投資については誰も政治判断してくれなく、子供の夢や希望となる児童劇は必須だとwww
最低だろう、これは・・・。
なお、下記の文章は、仕分け人名簿の末尾に記載されている留意点である。
http://www.cao.go.jp/sasshin/kaigi/honkaigi/d2/pdf/s1-3.pdf

○留意点〈全WG共通〉
※1 直接的な利害関係者は、事業仕分け作業には加わらないものとする。
※2 行政刷新会議の議員は、全てのWGに評価者として参加することができる。
※3 行政刷新会議事務局職員や他のワーキンググループの評価者が、コーディネーターとして加わ
る場合がある(評価は行わない)。

1つめの事項の「直接的な利害関係者は、事業仕分け作業には加わらないものとする。」はこの場合には当てはまらないのでしょうか?
この菊田真紀子議員は当人のHPによると
衆議院青少年問題に関する特別委員」だそうですが、
これは利害関係者とは言えないのでしょうか?


いづれにしても、議員の一存で結論が引っくり返るほど、政治的影響力が強い作業なんだと、実感させられますねぇ。


これが省庁の委員会での発言や、あるいは国会での発言ならば議員としての信念でしょうから自由だと思いますが、
事業仕分けという作業の中で、取りまとめ役が発言して良い筋のものとは思えませんが、
みなさんはどうお思いでしょうか?


子供手当てを支給するために、十把一絡げでどんどんと予算減を決めているわけです。
予算が決定されるプロセスでは何十時間もの話し合いが行われているのでしょうが、
仕分け人はまともなデータすら把握できていないまま、高々1時間程度で結論を出すことが正しいのでしょうか?


自治体などで事業仕分けが行われた例は色々とあるそうですが、
その関係者ですら以下のように言っているわけです。
「市町村と違い国は事業廃止の影響が大きい。政治家が判断したほうがいい」と。
安易な結論で、はたして誰が喜ぶのでしょうか?
あぁ、子供手当ての財源になるから鳩さんが喜ぶのかww
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091112-00000321-yom-soci

事業仕分け、「経験」地方自治体からは疑問の声
11月12日10時21分配信 読売新聞


 「事業仕分け」は、これまで自治体を中心に計60回実施され、無駄削減に効果を上げてきた。


 だが、仕分けを経験した自治体関係者からは、大規模な国の事業に適用することに、懐疑的な声も上がっている。


 2005年度から4年連続で事業仕分けを実施した滋賀県高島市。対象となった計282事業のうち、19事業が不要とされたが、廃止は3事業だけだった。削減額も初年度は20億円以上に及んだが、06年度は約1億円止まり。07年度は逆に仕分け前より事業費が上回る結果となった。


 同市では、地域の実情を知らない仕分け人の決定に、職員だけでなく市民からも疑問の声が上がり、07年度からは仕分け人を市民に限定。今年は事業仕分けをいったん中断し、過去4年間の検証を行っている。


 02年に実施した岩手県の担当者も「関東の暖かい地域から来た仕分け人が、積雪対策の事業を安易に無駄と仕分けたりして、違和感があった」と話す。


 一方、06年から毎年実施している岡山市は、1事業につき他の自治体の4倍の約2時間かけて審議。同市担当者は「30分や1時間程度では結論はつけられない」と説明する。05年に実施した千葉県の担当者は「市町村と違い国は事業廃止の影響が大きい。政治家が判断したほうがいい」と話した。

オバマ米大統領演説

盛岡は週末ずっと雨でした。おかげで暖かいの良いのですが、このペースでスキー場はオープンできるのだろうか・・・そんな今日この頃皆様如何御過ごしでしょうか?今日はしがない爺です。


3日連続更新です。何となく頑張ってみました。
いや、特にネタは無いんですがねww


さて、昨日の出来事から一つ。
昨日のエントリーで在日米陸軍のキャンプ座間公開の生放送の話題を取り上げましたが、
昨日はもう1つ大きな放送がありました。
それは09年11月14日(土)10時に東京で行われたオバマ米大統領演説の模様をノーカットで放送したのです。
厳密には生放送ではなく、録画をノーカット放送したわけですが、
TVはニュース用の編集版しか流さないでしょうから、ネットインフラの利点が生きていますなぁ。

11月14日午前に行われる、オバマ米大統領の演説を、
同日12時30分より、ニコニコ生放送で完全ノーカット放送いたします!

さらに、21時からは政治ジャーナリスト・角谷浩一氏、国際政治アナリストの菅原出氏を
お迎えして、米大統領演説を解説つきで生放送します!

上記引用は、ニコニコ生放送HPからのアナウンス文章をコピペしました。
お昼からのノーカット版放送と、
夜からは演説を話題ごとに区切り、それぞれに解説をしながら演説を見るという形式で放送されました。


更に、ちょっと時間の都合が悪かったのでタイムシフト機能を使ってみました。
概要はこちら
ざっくり言えば、見れない生放送を予約しておくと、投稿されたコメントまで再現しながら後から見れるサービス、である。


まぁタイムシフトの話は置いておいて演説の話に戻るが、
全編を通してみると、非常に歯切れの悪い、今の日本とアメリカの難しい状況を表しているようだった。
鳩山に気を使って持ち上げつつも、基地問題での協調的な前進を訴え、日米関係の盤石さを協調していた。


まぁ小浜の話はどうでもいいが、興味がある人はニコ動にUPされてたノーカット版をどうぞ。
ただ、権利関係の問題なのかブログにプレイヤー形式で貼れないようだったのでURLだけ貼っときます。
オバマ米大統領演説完全放送【前半】 http://www.nicovideo.jp/watch/nl8805465
オバマ米大統領演説完全放送【後半】 http://www.nicovideo.jp/watch/nl8805466


ほらね。毎日更新するほどネタなんて無いんだよww
見てみろこの短さをww

日本オワタ\(^o^)/研究業界が死亡しそうな件について

盛岡は一日雨でした。あれ?冬はまだ来ないの?暖冬なの?そんな今日この頃、皆様如何御過ごしでしょうか?今日はしがない爺です。


昨日のブログで書いた、キャンプ座間の施設公開日の模様がニコ動で生中継されていたので見た。
この時期に公式チャンネル開設して生放送をするというのがいかにもだが、
個人的には在日米軍には反対じゃないので、良いのではなかろうか。
なかなか見ることができない映像なので面白かった。


さて、本日の本題。
皆様もご存知のように現在進行形で事業仕分けが行われています。
そのなかで、研究業界に対しての影響は下記のようになりそうです。
研究業界オワタ\(^o^)/


ずらずらコピペしてたら予想以上に長くなったので、先に見解を。


ただでさえ民間需要が冷えて、民間からの研究投資が冷え冷えなのに、
公的な研究まで削られたら日本の未来はどうなってしまうのでしょうか?
IT系に携わる皆様は、この現状をどう思われますか?
日本は、真綿でジワジワと首を絞め続ける未来を選択してしまったようです。
【事業仕分け】最先端科学も“敗北” 「スパコン世界一」を否定 ノーベル賞受賞の野依氏憤慨

 政府の行政刷新会議の13日の仕分け作業は、次世代スーパーコンピューターの開発予算に事実上の「ノー」を突きつけた。議論の方向性を決定づけたのは「(コンピューター性能で)世界一を目指す理由は何か。2位ではだめなのか」という仕分け人の発言。結局、「科学技術立国日本」を否定しかねない結論が導かれ、文科省幹部は「日本の科学技術振興政策は終わった」と吐き捨てた。

 次世代スパコンは最先端の半導体技術を利用。ウイルス解析や気候変動問題のシミュレーションなど広範な研究での活用が期待されている。「1秒あたり1京回」という計算速度が売りで、現在、世界一とされる米国製の10倍の速度になる算段だ。平成24年度から本格稼働の予定だが、総額約700億円の国費が今後必要なため、財務省は見直しを求めている。

 この日、口火を切ったのは蓮舫参院議員。その後も「一時的にトップを取る意味はどれくらいあるか」(泉健太内閣府政務官)「一番だから良いわけではない」(金田康正東大院教授)「ハードで世界一になればソフトにも波及というが分野で違う」(松井孝典・千葉工業大惑星探査研究センター所長)などと、同調者が相次いだ。

 文科省側は「技術開発が遅れると、すべてで背中を見ることになる」と防戦したが、圧倒的な「世界一不要論」を前に敗北。同研究所の理事長でノーベル化学賞受賞者の野依(のより)良治氏は「(スパコンなしで)科学技術創造立国はありえない」と憤慨していた。

特に、
「一番だから良いわけではない」(金田康正東大院教授)
「ハードで世界一になればソフトにも波及というが分野で違う」(松井孝典・千葉工業大惑星探査研究センター所長)
この発言は驚愕する。
過去において科学技術の振興という名目で予算を贅沢に使っていたであろうお偉方の学府の人間が、
結果的に自分たちの弟子を苦しめる結果となることは考えていないのだろうか?
確かに一番である意味は無いかも知れないが、一番で無いことは、
領土も小さく資源も少ない日本にとっての生命線では無いのか?と問いたい。
それとも、貴方がたの大学は公的な研究資金無しでもやっていけると?


ちょっと熱くなりすぎましたが、以下、個別の事案の羅列です。
みなさんが関連している分野はありませんか?


3 - 17 (独)理化学研究所?       次世代スーパーコンピューティング   来年度の予算計上の見送りに
                        技術の推進            限りなく近い縮減
3−18 (独)理化学研究所?       大型放射光施設(SPring-8) 1/3から1/2程度予算縮減
                         植物科学研究事業       1/3程度予算縮減
                         バイオリソース事業            〃
3−19 (独)海洋研究開発機構     深海地球ドリリング計画推進   予算要求の1割から2割縮減
                         地球内部ダイナミクス研究    少なくとも来年度の予算の計上は
                                            見送り又は予算要求の半額縮減
3−20 競争的資金(先端研究) [予算] 科学技術振興調整費(外5)  予算は整理して縮減
     競争的資金(先端研究) [制度]                    一元化も含めシンプル化
3−21 競争的資金(若手研究者育成) ?科学技術振興調整費    予算要求の縮減
                         ?科学研究費補助金          〃
                         ?特別研究員事業           〃
3−22 競争的資金(外国人研究者招へ 世界トップレベル研究拠点    予算要求の縮減
                         (WPI)プログラム
                          学術国際交流事業           〃
3−23 地域科学技術振興・産官学連携 ?知的クラスター創成事業、     廃止
                          都市エリア産学官連携促進等    〃
                          ?産学官連携戦略展開        〃
                          ?地域イノベーション創出総合支援   〃
3 - 24 (独)科学技術振興機構      理科支援員等配置事業        廃止
                          日本科学未来館          予算縮減



そして今後の魔女狩りの予定表はこちら


魔女狩り対象
▽グローバルCOEプログラム▽グローバル30
▽組織的な大学院教育改革推進プログラム
▽戦略的大学支援プログラム▽大学等奨学金
▽科学技術振興調整費(革新的技術推進費、先端融合領域イノベーション創出拠点の形成)
▽同(若手研究者養成システム改革)
▽科学研究費補助金(若手研究S〜B、特別研究員奨励費)
▽特別研究員事業▽女性研究者支援(科学技術振興調整費「女性研究者支援システム改革」)
▽世界トップレベル研究拠点プログラム
▽学術国際交流事業
▽知的クラスター創成事業
▽都市エリア産学官連携促進事業
産学官連携による地域イノベーションクラスター創成事業
産学官連携戦略展開事業
▽地域イノベーション創出総合支援事業▽理科支援員等配置事業
▽科学未来館(科学未来広報財団への運営委託を含む)
▽科学研究費補助金(特別推進研究、特定領域研究、新学術領域研究、基盤研究S)
▽戦略的創造研究推進事業
▽戦略的イノベーション創出事業
▽先端的低炭素化技術開発
▽戦略的基礎科学研究強化プログラム
▽革新的タンパク質・細胞解析研究イニシアティブ(ターゲットタンパク研究プログラム)
▽革新的医薬品・医療機器の創出に向けた研究
▽新興・再興感染症研究拠点形成戦略型活用プログラム
原子力システム研究開発事業▽先端計測分析技術・機器開発事業
▽次世代スーパーコンピューティング技術の推進▽大型放射光施設
▽植物科学研究事業
▽バイオリソース事業
▽GXロケット
宇宙ステーション補給機
▽衛星打ち上げ(24年度以降打ち上げ分)
▽深海地球ドリリング計画推進▽地球内部ダイナミクス研究
高速増殖炉サイクル研究開発(もんじゅ及び関連研究開発)
▽材料試験炉研究開発▽高レベル廃棄物処分技術開発(深地層処分
▽国際熱核融合実験炉研究開発
http://www.asahi.com/politics/update/1109/TKY200911090246.html


判断したのはこの人たち。


【第3WG】
田嶋 要 衆議院議員
蓮舫 参議院議員
赤井 伸郎 大阪大学大学院国際公共政策研究科准教授
荒井 英明 厚木市職員
小幡 純子 上智大学法科大学院
金田 康正 東京大学大学院教授
伊永 隆史 首都大学東京教授
高田 創 みずほ証券金融市場調査部長チーフストラテジスト
高橋 進 (株)日本総合研究所副理事長
中村 桂子 JT生命誌研究館館長
永久 寿夫 PHP総合研究所常務取締役
西寺 雅也 山梨学院大学法学部政治行政学科教授
原田 泰 (株)大和総研 常務理事チーフエコノミスト
速水 亨 速水林業代表
藤原 和博 東京学芸大学客員教授大阪府知事特別顧問
星野 朝子 日産自動車(株) 執行役員市場情報室長
松井 孝典 東京大学名誉教授
南 学 横浜市立大学エクステンションセンター長
山内 敬 前高島市副市長/高島一徹堂顧問
吉田 誠 三菱商事(株) 生活産業グループ次世代事業開発ユニット農業・地域対応チーム シニアアドバイザー
渡辺 和幸 経営コンサルタント/(株)水族館文庫代表取締役


その中で、科研費もらっているリスト。 奨励Aは若手B、一般Cは基盤Cとしてカウントしてます。


赤井 伸郎 大阪大学大学院国際公共政策研究科准教授 若手B3回基盤C1回
小幡 純子 上智大学法科大学院長 なし
金田 康正 東京大学大学院教授 若手B3回基盤C1回特定A1回
伊永 隆史 首都大学東京教授 若手B4回基盤C2回基盤B3回基盤A1回萌芽1回重点領域6回特定領域7回
中村 桂子 JT生命誌研究館館長 基盤B4回基盤C1回若手B3回重点領域1回
西寺 雅也 山梨学院大学法学部政治行政学科教授 なし
藤原 和博 東京学芸大学客員教授大阪府知事特別顧問 なし
松井 孝典 東京大学名誉教授 基盤A2回基盤B3回基盤C6回若手B2回
南 学 横浜市立大学エクステンションセンター長 なし


酷すぎる、どことは言わないが、田舎の公立大学など外部予算はほぼ全滅になりそうな気配・・・

政治とネット

今朝の寒さはやばかった、壁からジワジワと押し寄せる寒さにストーブ君は全力で稼動しております。そんな今日この頃皆様如何御過ごしでしょうか?今日はしがない爺です。


岩手山は雪が積もっているのでしょうが、我が家の周りはまだ大丈夫です。


さーて、久々の2日連続でのエントリー。
文章を書く気力が復活すれば、お外に出る気力も湧くかもねww


さて、あいかわらずうろうろとネット界隈(主にニコニコ動画)をうろついておりまして驚いたことから。
もしかしたら過去においても行われていたのかも知れませんが、私は初めて見たので衝撃でした。
まぁでも、考えてみれば情報分野なのだから積極的に取り組むことに意味があるのかもしれませんね。
え?何がって?
情報処理学会の研究会が、生放送で放送されていました。
放送されていた研究会は下記のURLから。
第135回ヒューマンコンピュータインタラクション研究会


放送者の方はちゃんと許可を取って、さらに発表会場にコメントまで流れているもよう。
実際に私が見ている窓をキャプチャした画像がこちら。

赤字は放送者の運営コメント、画面中に黄色枠で囲まれたコメントは、私のコメントですw
それにしても、こういう放送が増えてくれるとITって感じで素晴らしいと思いました。


ポイントは、
一般人が誰もアクセスしないようなサイトで中継するよりも、
ポータルとなるような、動画視聴という行為に慣れている一般人が集うサイトで中継する。
ということではないでしょうか?


さて、話題は移りまして、政治とネットについて。
今日見つけて驚いたのですが、ニコニコ動画に「在日米陸軍チャンネル」ができたそうです。
いやー、驚いたww
だってあんた、在日米軍の公式チャンネルですよww
もしかしてニコ動のアカウントを持っていないと見れないかもしれませんが、URLはこちら。
http://ch.nicovideo.jp/channel/ch292
投稿されている内容は、
親善訪問の様子や、在日米軍音楽隊が札幌雪祭りに参加した様子。
米軍基地内学校と日本の高校とのアメフト交流線の模様など、日常活動の映像のようです。
また、予定として今週末にキャンプ座間の基地公開の様子を生中継するそうです。


最近は普天間基地問題で注目が集まっているということもあり、
メディアを介さない、直接的な広報が求められているのかも知れません。


さて、上記の話題はある意味では政治的ですが、もっと直接的な話題に移りましょう。
現在ニコニコ動画では、岡田大臣と亀井大臣が記者クラブ以外向けに行っている記者会見を毎週生中継しています。
そして、毎週1つ、ユーザから寄せられた質問メールを現地スタッフが質問する、ということが行われています。
つまり、(質問が採用されれば)一般人が直接大臣へ質問する機会がある、ということです。
何故この2人の記者会見だけかと言えば、民主党記者クラブ制度の廃止という公約を守っていないからです。
背景を説明すると長くなりますが、
フリージャーナリストなどを中心に記者クラブ制度の閉鎖性と馴れ合いなどの諸問題が指摘されており、
民主党は野党時代と選挙期間中を通して「記者クラブ制度」の廃止と
政府記者会見を記者クラブ以外のメディアにも公開することを約束しておりました。
しかし政権与党になった後に公約を保留し、事実上の記者クラブ制度の継続を認めたわけです。
そういった流れの中で、フリージャーナリストなどの突き上げを受けて、
岡田大臣と亀井大臣は定例記者会見を2回行うことに決定したようです。
つまり、記者クラブ向けの記者会見と、それ以外のメディア向けの記者会見です。
ニコニコ動画が生中継しているのは、後者の記者会見ということです。


さて、ちょっと他に目を転じて見ますと、
ニコニコ動画には、現在以下のチャンネルがあり、それぞれの政党・個人が運営しています。

なかでも更新が活発なのは自民党チャンネルと志位和夫チャンネルです。
自民党チャンネルは、谷垣総裁・大島幹事長・石破政調会長の定例記者会見が毎週動画としてUPされます。
共産党志位和夫チャンネルは、共産党の代表質問を全てUPするなど意欲的です。
それ以外の政党チャンネルは、先の衆院選の直前にボロボロ誕生したものの、選挙以降はぱったりと止まっています。


一方、Youtubeを見てみますと、
コチラでは全政党がチャンネルを持ち、さらに個人チャンネルとして35人近い政治家がチャンネルを持っているようだ。


では、ニコニコ動画Youtubeで大きく違うのは何か?

Youtubeニコニコ動画
UPできる動画容量2G100M
動画の長さ最大10分ビットレートとのトレードオフ
生放送できないできる


比べてみると一目瞭然だが、動画品質はYoutubeに利があるのに対して、
ニコニコ動画は再生時間を自由に伸ばせるのが利点だ。
さらに、動画で捉まえたユーザを生放送に誘導することもできる。


動画時間は非常に重要だ。
実際にUPされている動画をチェックしてみると、ニコ動の最長動画は1052分のようだ。
これだけ長時間まで対応できる利点は非常に大きく、
現在の臨時国会では、予算委員会の模様が30分程度のサイズで分割されて全てUPされている。
これを全てYoutubeでUPしようと思ったら、何分割する必要があるんだろうかww


さて、話を政治に戻すが、
現在の公職選挙法ではインターネットを使用した選挙活動は違反となる。
そのため、ニコニコ動画においても選挙中は政党の公式チャンネルからの動画UPは無くなった。
しかし一方で、一般人の動画UPは問題ないため、ニュースでは放送されないような各地での遊説の様子が、
一般人の撮影により相当数UPされている。
こういった状況を受け、ネットでの選挙活動が合法化されるという流れも、本格的に生まれつつあるようだ。


ちなみに、選挙期間中に行われた自民党民主党党首討論はTVでは放送されなかったが、
ニコニコ動画で全編生放送されたのである。


この流れを皆さんは、どうお思いだろうか?

あまりの酷さに絶望するしかない

明朝は盛岡が0℃だそうで、もう切実に冬が近づいている今日この頃皆様如何御過ごしでしょうか?今日はしがない爺です。


寒いです。もう、ストーブと半纏が手放せません。
学祭以来の更新ですが、約半月ぶりということですな。
書けるネタは沢山あるんですが、書くだけの気力が無いという、常時入力だけの状態です。
ちょっとは出力しないと駄目だよね。


さて、皆様ご存知のように私はアンチ民主党な訳ですが、もうさ・・・
酷いってレベルを通り越してないか????


えーと、最近、国会中継にはまっていまして、おかげで一日にのかなりの部分を国会中継を見るのに消費されているわけで、
こんなことはニートしかでないなぁとww


それにしても今の国会中継は面白すぎる。
何が面白いって、民主党の閣僚の酷さが非常に良く分かる。
立派に社会人をしていらっしゃる友人の皆様は、こんなに時間をかけてチェックするほど時間は無いでしょうが、
最近は毎日少なくとも3時間程度は国会中継の映像を見ていますww


現在の民主党閣僚の何が酷いかと言えば、相当テンプレ化しておりまして、
?自民党から、野党時代と与党になってからの答弁の矛盾を突かれる
?民主党閣僚は、質問の論点をずらし、具体策無き友愛政治の理念を話す
?自民党がさらに突っ込む
?自分たちの政策が未熟なことを棚に上げ、全てを過去の自民党政治のせいにする
という流れが定型化しつつあります。


とにかく、政権与党となって3ヶ月ですが、まったく具体的な話が出てこない。
これで与党になる準備が出来ていたとはお笑いだ。
特に下記動画では、日本の歴史上初めて、現役の総理大臣が脱税疑惑が政治資金規正法に違反しているという、
なんとも不名誉な歴史的総理であることが分かって、非常に面白い。

ネット時代は便利なもので、衆議院参議院ともに、全ての委員会がネット中継されている。
NHKなどのTVでは中継されないものも多いが、これがあることで全てが国民の下に届く時代になったのだ。
興味がある人は検索して見てみると面白いかも知れないが、平日の昼間しかやっていないので、
社会人の人が見るのは無理かも知れない。


さて、そんなことは今日の本題ではない。
今日の本題は、ニュースを見ている人なら知っているかも知れないが、
行政刷新会議による事業仕分けWGの話題だ。
現在、内閣府行政刷新会議により、政府事業の事業仕分けが行われている。
事業仕分けの目的は、個々の事業を再検討することで、費用や内容を見直すための意見を取りまとめることにある。
※この事業仕分けでは、意見書として取り纏められるだけで、実際には行政担当特命大臣の元で、閣議を経たのちに国会に予算提出される。


さて、行政刷新会議とはどういったシステムで運用されているのか?
http://www.cao.go.jp/sasshin/kaigi/honkaigi/d2/pdf/s3.pdf
http://www.cao.go.jp/sasshin/kaigi/honkaigi/d2/pdf/ss5.pdf
上記2つの資料を見てもらえれば分かるが、
身内向けに端的に説明すれば、学祭と中央委員会の個別予算折衝を想像してもらえば分かりやすいかも知れない。


このWGは3チームが1日8時間近くも会議を行っているので、1日あたり24時間分、7日間の予定なので168時間分もの会議が行われる。
WGは1チームで24名程度となり(内、国会議員が2名ずつ入る)有識者が相当数参加している。
しかし、この有識者は誰がどのような権限で設定した有識者なのか?という疑問も残るが、
それは一旦置いておくとしても大きな問題があるように感じたのである。
その疑問を書く前に、下記動画を見ていただきたい。
動画は50分程度あるので非常に長いな、私の友人たちの業界を考えるとこれ以上適切なテーマもないだろう。
タイトル:行政刷新会議WG「事業仕分け」11月11日第2WG
項目:レセプトオンライン導入のための機器の整備等の補助(担当府省:厚生労働省
つまり、IT系の知識と、看護(あるいは介護でもフォロー可能だろう)の知識が問われる内容である。

さて、読者全員が暇ではないと思うので、見ていない人も多いだろうが、それは気にしない。
何が問題かと言えば、審議しているメンバーの「専門性の欠如」である。
何処の誰が選んだか?はさておき、どうやらこの行政刷新会議WGを設定するに当たってのルールは、
「当該の仕分け対象事業に関連する業界の人間は担当できない」ということらしい。
上記動画のレセプトシステムの導入についての説明では、
「動作保障とメンテナンスが付属した専用ソフト」の値段についてたびたび議論になっているが、
どうやら有識者は、MS-Officeぐらいしか使ったことが無いのか、散々値段に文句をつける訳である。
これはもう圧迫面接か?と思うほどにww


そういえば昔、学祭と中央委員会の予算折衝で同じようなことをしたなぁ、と思いつつも、
たった1時間で折衝を終了したことは無い。
しかし、この行政刷新会議事業仕分け折衝は、1事業あたり1時間の持ち時間しか与えられておらず、
「素人の他分野の専門家(らしき人)」に説明して納得させなければならなく、
更に、評価側のメンバーは基本的に事業を、減額あるいは廃止とするという基本姿勢で臨んでいるのである・・・。


これはあまりにも乱暴だとは言えないだろうか?
この程度の審議で国家の事業の廃止や予算減額が決まって良いのだろうか?
報道によると、地方自治体において事業仕分けを行った担当者も、
「地方行政で行われる事業仕分けと違い、国政で事業仕分けを行うには無理がある」
「国政で事業仕分けを行うとしても、その影響範囲が国家単位であるため、影響などを十分に考慮するのは難しいだろう」
とコメントしているという。


そもそも、民主党は政権与党になる前の段階から、
事業仕分けは完了しており、9兆円の支出削減が可能である」
と主張していたのではないだろうか?


とこが、3ヶ月も国政を放置した挙句に、いまさら事業仕分けを行っている。
しかも「国民の代表風に見せかけただけの、その実で民主党が選んだメンバー」で審査を行っている。
おそらく民主党はこの行政刷新会議の結果を持って、
「WGに参加した国民の意見である」
と言い張るのであろう。


まったく酷い。
子供手当てというバラマキ政策のために、削られる多くの予算が可哀想でならない。
一部には、本当に不要な予算があるかもしれないが、
不要とは思えない多くの予算を削っているという現実に多くの国民が気付くことは無いだろう・・・。


何故なら、報道されないからである。
ある意味で、日本の一番深い病巣は、報道なのかも知れない。


そんなことを、晩酌で酔っ払った勢いで書いてみました。
終わり。